アプリケーションのリアルユーザー監視(RUM)を設定する場合、データ収集が開始されてRUMダッシュボードに表示されるまでには数分かかります。10分後でもデータ収集が行われない場合、次のトラブルシュートの手順を参照してください。
1. RUMスクリプトの有無を確認
WebページにSite24x7 RUM Javaスクリプトのスニペットが存在することを確認します。RUMスニペットはSite24x7サーバーにメトリクスを取得し送信するようにします。このスニペットをWebページに埋め込まれることでこれを可能にします。設定が正常に行われている場合、HTMLソースの上部に次のようなスクリプトタグが表示されます。
2. Webページがトラフィックを取得していることを確認
監視設定しているWebページがトラフィックを受信していることを確認します。リアルユーザー監視ではページロードやAjax要求といった接続を用いてメトリクス収集を開始します。
3. ページのキャッシュクリア
RUMスクリプトのあるWebページの最新バージョンを読み込むためにブラウザーのキャッシュをクリアします。Site24x7のビーコンスクリプトが全てのWebページリソースとともにロードされます。Site24x7のスクリプトが読み込まれているかをブラウザの開発者コンソールのネットワークタブで"site24x7rum-min.js."の有無により確認できます。応答コードが200や301の場合、スクリプトが正常に設定できていることを意味します。
4. 接続の確認
ブラウザとSite24x7のサーバー間で接続問題がないかを確認します。プロキシサーバーやファイアウォールが存在する場合は、ブラウザの適切なプロキシ設定を有効にするか、ネットワーク管理者に連絡してください。https://col.site24x7rum.com/rum/connect.にアクセスすることで接続を確認できます。接続成功のメッセージが表示されると、ブラウザがサーバーにデータを送信します。
5. 部分的な監視でスクリプトの実装を確認
Webサイトの選択したページを監視している場合は、ページがインストルメント化されていることを確認し、ページまたはリソースが除外されたドメインから提供されていないことを確認してください。
6. JSエラーの取得を確認
全Javaスクリプトエラーを取得するには、スクリプトタグの配置が可能な限りヘッダータグに近い必要があります。最適な例として次のようなものがあります。
アプリケーションがJSエラーの取得や"window.onerror"イベントの表示に他のメカニズムを使用している場合、Site24x7がエラーをキャプチャするのを妨げる可能性があります。Javaスクリプトファイルがクロスオリジンリソースの場合、"window.onerror"イベント経由の取得を有効にするために応答ヘッダー内に"Access-Control-Allow-Origin"ヘッダーが含まれていることを確認します。
これら手順でRUMの問題が解決しない場合はお問い合わせ窓口までご連絡ください。