The AWSインベントリーダッシュボードは領域や時間のような複数の設定に基づいたAWSアカウント内の全監視リソース数やメタデータをまとめて表示するプラットフォームを提供します。このダッシュボードにより、監視リソース(EC2、RDS、DynamoDB、ELBなど)の内訳、リソースの履歴、有効化されているサービスの詳細なインベントリーレポート、領域ベースのリソース、AWS監視のガイダンスレポートなどを提供します。
AWSインベントリーダッシュボードにアクセスして使用するには、次の要件を満たす必要があります
AWS監視の追加のために、IAMユーザーやクロスアカウントIAMロールを有効にしてAWSアカウントとSite24x7を接続します。詳細はこちらを参照してください。
AWSインベントリーダッシュボードには次の手順でアクセスしてください。
設定されたポーリングに基づいて、API要求が DescribeInstances, DescribeVolumesといったAWSの読み込み専用レベルの関数に送信され、サポートされているすべてのAWSサービスタイプ(EC2、RDS、DynamoDB、ELB、SNS、EBS、S3など)のリソース数と使用状況を収集し、一覧に表示します。
インベントリーダッシュボードのGUIはAWSサービスに基づいてデータを表示する多くのウィジェットがあります。一般的なウィジェットは次のとおりです。
AWSアカウントに関連付けられているアクティブな全監視AWSリソース数がサービスごとに円グラフで表示されます。この円グラフには監視AWSリソースの数がリング状に表示されています。各リングには監視AWSサービスのタイプが表記されていて、このリングにカーソルを合わせると関連付けられているサービスの総数が表示されます。 AWSアカウントの監視の作成中に"サービスのディスカバリー"欄チェックされているすべてのサービスがこのグラフに新しく追加されます。
リソース履歴ウィジェットは、月単位で設定された各AWSサービスの変化を棒グラフで表示します。全AWSサービスに凡例があり、AWSリソースタイプを判別するのに用いられます。また各棒グラフでは月単位で設定されたAWSリソースの総数が表示されます。
"有効なサービス"ウィジェットを用いて監視内のAWSサービスのリアルタイムな内訳を表示します。このウィジェットには、AWSサービス全体の数や各サービスの数、AWS領域ごとの数が表示されます。さらに、ウィジェット内のサービスアイコンをクリックすることで、全リソースの詳細なレポートを取得できます。詳細はこちらを参照してください。
設定しているAWS領域ごとにAWSサービスを可視化できます。"領域ごとのリソース内訳"ウィジェットにアクセスし、世界地図の表示により、個々のAWS領域(AWSリソースが設定されている場所)ごとの実際のサービス数を把握できます。さらに、領域ごとのサービス数の内訳が表形式で表示されます。
Site24x7のガイダンスレポートはベストプラクティスを確認し、消費課金の削減、パフォーマンスの上昇、信頼性等に役立ちます。ガイダンスレポートウィジェットは、AWS監視の設定に基づいて、コアなチェックと影響を受けるリソース数を強調して表示します。詳細はこちらを参照してください。
AWSインベントリーレポートは選択した期間での各AWSリソースの稼働状況を即時に把握できます。インベントリーレポートの上部でAWSリソースやレポート時間の粒度でのフィルターを行えます。インベントリー、監視リソース数、領域の数といった複数のガジェットがレポートにはあります。レポートの下部で、選択したタイプのリソースの詳細なメタデータが表示されます。
例として、デフォルトのリソースタイプをEC2インスタンス、期間に先月を選択したとします。EC2インスタンスのインベントリーウィジェットはアカウントで最初に設定された日時からEC2インスタンスの実際の設定の変更が表示されます。棒グラフのデータではY軸にEC2インスタンス数、X軸に設定した日時のタイムスタンプでEC2インスタンスがアクティベートや削除された時のメトリクスが収集されます。停止中のリソースはこのグラフに表示されません。さらに、有効となっているEC2インスタンスの数や設定されている領域がその他ウィジェットから把握できます。
選択したAWSリソースタイプの詳細なインベントリー情報がこのレポートの下部に表示されます。例として、EC2インスタンスを選択した場合、全監視EC2インスタンスとそれに対応するメタデータや設定情報が表示されます。また列フィルターを使用して、表示にメタデータを追加または削除することもできます。
エクスポート:AWSインベントリーダッシュボードをPDFファイルでエクスポートできます。
エクスポート方法は次の手順を参照してください。
メール:メール機能を用いてチームメンバーとダッシュボードを共有できます。
メールを用いた共有を行うには、次の手順を参照してください。
AWSインベントリーレポートをスケジュールし日ごと、週ごと、月ごとにメールで他のユーザーと共有できます。インベントリーレポートのスケジュール方法は次の手順を参照してください。