Amazon Elastic File System Integration

Amazon Elastic File System (EFS)は、スケーラブルなファイルシステムを素早く作成、設定、シェアする管理サービスです。Site24x7とAWSとの連携で、EC2インスタンスにマウントされたファイルシステムと、オンプレミスサーバーのパフォーマンスデータを監視します。

設定手順

  • まだ設定がお済みでない場合は、Site24x7をIAMユーザーとして作成するか、アカウントとSite24x7のAWSアカウント間にクロスアカウントのIAMロールを作成し、Site24x7プログラムへのアクセスを有効にします。 詳細はこちら
  • AWSアカウント連携ページで、EFSリストの横にあるチェックボックスが選択されていることを確認します。 詳細はこちら

ポリシーと権限

AWS管理ポリシーである読み込み専用アクセス権(推奨)をSite24x7エンティティ(IAMユーザーまたはIAMロール)に割り当ることで、Elastic File Systemへのアクセスと、メトリクスデータの収集が可能になります。詳細はこちら

  • "elasticfilesystem:Describe* 詳細": ユーザーのAWSアカウントが保持しているファイルシステムに関するすべての情報を返します。

ポーリング間隔

EFSメトリクスデータの収集は、5分毎に行われます。詳細はこちら

ライセンス

各ファイルシステムはベーシック監視となります。

サポートしているメトリクス

ファイルシステムでは、以下のメトリクスが収集されます。:

属性 詳細 統計 データタイプ
バーストクレジットのバランス ファイルシステムで利用可能な、バーストクレジット数です。 平均 GB
クライアント接続数 クライアントによる、ファイルシステムへの接続数です。 最大 カウント
データ読み込みIOバイト数 読み込み操作に関する合計バイト数です。 合計 MB
データ書き込みIOバイト数 書き込み操作に関する合計バイト数です。 合計 MB
メタデータのIOバイト数 メタデータ操作に関する合計バイト数です。 合計 MB
IO制限の割合 ファイルシステム(汎用パフォーマンスモード)がI/O制限に達するまでの割合です。 平均 パーセント
合計IOバイト数 すべてのファイルシステム操作に関する合計バイト数です。 合計 MB
ファイルサイズの測定 Amazon EFS file systemのサイズを測定します。 最大 MB

データ検索と表示の手順

  • Site24x7コンソールへサインインします。左側のナビゲーションウィンドウから、[AWS]を選択します。
  • 監視するAWSアカウントを選択します。ドロップダウンメニューから、[Elastic File System]を選択します。
  • 監視するファイルシステムのリストから、メトリクスを表示したいストレージリソースを選択します。

メタデータ

Amazon EFS file systemでは、以下の情報が収集されます:

属性 詳細
ファイルシステム名 ファイルシステムに付けられた固有の名前です。
ファイルシステム ID AWSによって割り当てられた、ファイルシステムのIDです。
リージョン ファイルシステムが配置されるリージョンです。
作成時間 ファイルシステムが作成された時間です。
トークンの作成 最大64文字のASCIIです。Amazonはこれを使用し、べき等性を確認します。
暗号化 ファイルシステムが暗号化されているかどうか確認できます。使用可能な値は[真]と[偽]です。
ライフサイクルのステータス ファイルシステムのライフサイクルフェーズです。
KMS Key ID AWS Key Management Service(KMS)のIDは、ファイルシステムを暗号化する際に使用します。
マウントターゲット ファイルシステムが現在持っているマウントターゲットの数です。
オーナーID 作成されたファイルシステムのAWSアカウントです。
パフォーマンスモード ファイルシステムのパフォーマンスモードを表示します。使用可能な値は、[汎用]と[最大I/O]です。