AWS Elastic IP監視連携

AWS Elastic IPアドレスは、動的なクラウド環境のために調節されたリージョンごとに特有な固定のIPアドレスです。
Site24x7との連携によりIPアドレスの可視化とステータスの把握を行います。

目次

ユースケース

リソースに関連付け、または解除されている複数Elastic IPアドレスがあるとします。
Site24x7でそれらアドレスのパフォーマンスと数を監視し、関連付いていないアドレスの変更を管理します。さらに、しきい値制限を超過した際にアラートを発生させることも可能です。

連携による利点

連携による利点は次のとおりです。

  • Elastic IPアドレスとリソースの監視
  • Elastic IPアドレスのインベントリーの把握
  • 関連付け、解除されているElastic IPアドレスの管理
  • しきい値超過時のアラート発生
  • 解除されているIPアドレス変更の管理

設定

権限

AWS Elastic IPの監視には、次の権限が必要です。

  • EC2: describeAddresses
  • EC2: DescribeAddressesResult
  • EC2: getAddresses

ポーリング頻度

1分から1日の間のチェック間隔でElastic IPからデータを収集します。

サポートしているメトリック

メトリック名 説明 統計 単位
IPの合計 リージョンの同じアドレスプール(Amazonまたは顧客所有プール)内のIPアドレス数です。 合計
アタッチIP リージョンの同じアドレスプール(Amazonまたは顧客所有プール)内のアタッチされているIPアドレス数です。 合計
未アタッチIP リージョンの同じアドレスプール(Amazonまたは顧客所有プール)内のアタッチされていないIPアドレス数です。 合計
VPCドメインIP リージョンの同じアドレスプール(Amazonまたは顧客所有プール)内のVPCドメインIPアドレス数です。 合計
標準ドメインIP リージョンの同じアドレスプール(Amazonまたは顧客所有プール)内の標準ドメインIPアドレス数です。 合計

しきい値設定

しきい値設定方法は次のとおりです。

  1. Site24x7にログインし、[管理]→[設定プロファイル]→[しきい値と可用性]をクリックします。
  2. [しきい値プロファイルの追加]をクリックします。
  3. 監視タイプドロップダウンで、[Elastic IP]を選択し、表示名を入力します。
  4. しきい値設定項目で表示されているメトリックに対して、しきい値を設定できます。
  5. [保存]をクリックします。

ライセンス

Elastic IP監視ごとに、1ベーシック監視が消費されます。

AWS Elastic IPデータの表示

Elastic IPアドレスのデータを表示するには、Site24x7にログインし、[Cloud]→[AWS]→[Elastic IP]に移動します。

AWS Elastic IPデータ

次のタブからElastic IPのデータを表示できます。

サマリー

サマリータブでは、Elastic IPアドレスの概要を表やグラフ形式で表示します。ここで、アタッチ、未アタッチIPアドレスの数などを把握できます。

Elastic IPインベントリー

Elastic IPインベントリータブで、アタッチ、未アタッチIPアドレスの詳細を表示します。