ヘルプ GCP監視 ガイダンスレポート

Google Cloudガイダンスレポート

Site24x7のGoogle Cloudガイダンスレポートでクラウドリソースのチューニングや推奨事項の把握を行い、コスト削減、クラウドインフラパフォーマンスの向上を行います。

ガイダンスレポートの表示方法

Site24x7にログインし、[Cloud]→[GCP]→[対象のGCP監視名]→[ガイダンスレポート]に移動します。

ガイダンスレポートに対応しているサービスと推奨事項

Cloud SQL

1. 自動バックアップの有効化(優先度:高)

カテゴリー:

信頼性

ベースライン:

バックアップを自動化し、Cloud SQLのバックアップをスケジュールすることでデータを保護します。予期せぬデータロス、データベース障害などが発生した際に前の状態にデータをリストアできます。

推奨事項:

バックアップ項目で、自動バックアップが有効化されているか確認します。

2. 自動ストレージ増加の有効化(優先度:中)

カテゴリー:

コスト

ベースライン:

自動ストレージ増加が有効化されている場合、リソースのキャパシティがストレージ制限が増加します。

推奨事項:

設定の編集欄のストレージ設定項目で、自動ストレージ増加が有効化されているか確認します。

3. MySQLメジャーバージョンの確認(優先度:中)

カテゴリー:

パフォーマンス

ベースライン:

パフォーマンスとセキュリティ向上のため、Google Cloud MySQLデータベースインスタンスが最新のメジャーバージョンであるか確認します。

推奨事項:

データベースバージョンをアップグレードします。

4. PostgreSQLメジャーバージョンの確認(優先度:中)

カテゴリー:

パフォーマンス

ベースライン:

パフォーマンスとセキュリティ向上のため、Google Cloud PostgreSQLデータベースインスタンスが最新のメジャーバージョンであるか確認します。

推奨事項:

データベースバージョンをアップグレードします。

Kubernetes Cluster

1. クラスターノードの整合性監視の有効化(優先度:中)

カテゴリー:

セキュリティ

ベースライン:

Google Cloudコンソールのセキュリティ項目で、整合性監視が有効になっているかを確認します。有効にして、Google Cloud監視サービスを使用したシールドクラスターノードのランタイムブート整合性監視を自動で行います。

推奨事項:

クラスターノードの整合性監視を有効にします。

2. GKEクラスター監視へのネットワークアクセス制限(優先度:中)

カテゴリー:

セキュリティ

ベースライン:

マスター認可のネットワークを追加して、GKEクラスターのネットワークレベルの保護とセキュリティ強化を行います。認可ネットワークは安全なネットワークからの信頼されたIPアドレスにアクセス権を付与します。これにより、クラスターの認証や認可メカニズムにおけるアクセス保護を行えます。

推奨事項:

マスター認可のネットワーク属性値を確認します。マスター認可のネットワークが無効化されていると、インターネット上の全員がクラスターのコントロールプレーンに接続できます。

3. シールドGKEクラスターノードの設定(優先度:中)

カテゴリー:

セキュリティ

ベースライン:

Google Kubernetes Engine (GKE)クラスタープールノードをシールドし、強固な暗号化IDを指定します。これにより攻撃者のアクションを制限し、攻撃者のノード認証情報抽出を阻止します。

推奨事項:

シールドGKEクラスターノードを設定します。シールドGKEノード設定属性値を確認します。

Compute Engine - VM

1. あまり使用していないコンピューターインスタンス(優先度:中)

ベースライン:

Google Compute Engineインスタンスのリソース使用率が「underutilized」(CPU使用率2%未満が48時間継続している状態)になっているか確認します。

推奨事項:

Google Compute Engineではインスタンスタイプと利用時間に基づいて請求が行われます。あまり使用していないインスタンスを特定し停止することでコストを削減できます。さらに、Site24x7のガイダンスレポートでは現在のマシンタイプと推奨されるマシンタイプが表示されます。

2. 高使用率のコンピューターインスタンス(優先度:高)

ベースライン:

GCP Computeのパフォーマンスカウンターを確認し、高使用率のインスタンスを特定します。

説明:

次の基準で、コンピューターインスタンスが頻繁に使用しているとみなされます。

  • 日次の平均CPU使用率が直近7日間で90%を超過
  • 日次の平均メモリ使用率が直近7日間で90%を超過(コンピューターインスタンスにエージェントをデプロイしている場合にのみ表示)

推奨事項:

インスタンスサイズの変更やオートスケールグループにインスタンスを追加することを検討します。

3. VMインスタンス削除保護(優先度:高)

ベースライン:

GCPコンソールでVMインスタンスの設定を確認し、削除保護オプションが有効化されているか確認します。

説明:

突発的な削除からインスタンスを保護するために、削除保護オプションを有効にします。

推奨事項:

デフォルトで無効化されている削除保護オプションを有効にし予期せぬインスタンス削除を防止します。

Compute Engine - ディスク

1. 未アタッチのディスク(優先度:中)

ベースライン:

関連付いているインスタンスIDのCompute Engineディスク設定を確認します。

説明:

Compute Engineディスクはインスタンスの終了後、またはボリュームをアンマウントしてインスタンスから切り離した後でも、独立して存続できます。 未アタッチのボリュームでもプロビジョンされているストレージやIOPSに基づいて課金が行われます。

推奨事項:

Compute Engineディスクをアクティブなインスタンスに関連付けるか、削除してください。