Amazon RDS サービス アクション

RDS DB インスタンスのフェイルオーバーを用いた停止、起動、再起動の自動化

Site24x7のオートメーションフレームワークでは、イベントに応じて監視されたAmazonリレーショナルデータベースインスタンスを、自動的に開始や停止、再起動するオートメーションプロファイルを作成することができます。監視されたAWS環境で起こる次のような様々なアラートイベントに応じて、オートメーションをトリガーすることができます。メトリクスが指定したしきい値を超えた場合、または[アップ/ダウン/トラブル]のような監視レベルの変更があった場合などです。

必要な権限

作成されたSite24x7 IAM Role/IAMエンティティにアタッチされたポリシーに、以下の読み込み権限があることを確認してください。

  • "rds:RebootDBInstance"
  • "rds:StopDBInstance"
  • "rds:StartDBInstance"

制限事項

  • DBインスタンスが[使用可能な状態]でないと、停止や再起動はできません。
  • Site24x7で監視されているDBインスタンスのみアクションが実行されます。
  • DBインスタンスを停止するためにAWS内で該当するすべての制限事項‐マルチAZ配列、レプリカを読む、7日間の停止期間もここに適用されます。

アクションプロファイルの作成

  • Site24x7ウェブコンソールにログインし、[管理]>[ITオートメーション]>[オートメーションの追加]の順に選択します。
  • ドロップダウンリストをクリックして、[フェールオーバーRDSを用いた開始/停止/再起動]をタイプとして選択します。
  • 識別のために、ユニーク名を[表示名]フィールドに入力します。
  • ドロップダウンをクリックし、実行するアクションを選択します。
  • 次に、ドロップダウンをクリックして,アクションを実行されたい監視対象のRDS DBインスタンスのリストを選択します。(追加のオプション[$LOCALHOST])を選択すると、アクションがマッピングされたい全てのDBインスタンスがで操作が実行されます。)
  • [アクションの最大許容範囲時間]:Site24x7の最大待機秒数はリクエストがタイムアウトする前でなければなりません。値を[1~90秒]の範囲内で入力できます。
  • [オートメーション結果をメールで送信する]:オートメーション結果関連のメールを受信するには、ここを[はい]に切り替えて、プロファイルを保存します。

オートメーションのシミュレーション

アクションプロファイルをマッピングする前に、Site24x7コンソール内で手動で呼び出されているか、REST APIを利用して機能テストすることができます。これは再起動アクションが実行するために適切な書き込み権限レベルのアクセス許可が必要かどうかの確認をするためです。プロファイルを作成したら、ITオートメーションサマリーページに移行し([管理]>[ITオートメーション])、をクリックし、テストを実行します。

アクションプロファイルの関連付け

オートメーションを実行するには、アクションプロファイルを目的のアラートイベントにマッピングします。プロファイルを定義済みの監視レベルイベントタイプまたは、カスタム属性イベントタイプ(データベース接続<10)でマッピングできます。

監視レベルのマッピング

監視対象のRDS DBインスタンスの監視編集ページへ移行([RDSインスタンス監視ページ]> >[編集])し、以下のいずれかの監視ステータスの変更にアクションプロファイルをマッピングします。

  • ダウンのときに実行
  • アップのときに実行
  • トラブルのときに実行
  • ステータス変更のときに実行

属性レベルのマッピング

またCPU利用率や、接続、IOPSの読み書きなどに関連したRDSメトリクスデータポイントへ、アクションプロファイルを関連付けることも出来ます。監視対象のRDS DBインスタンスのしきい値プロファイル編集に移行([リソースの監視編集ページへ移行]>[しきい値と可用性]フィールドの横にある鉛筆のアイコンをクリック)に移動し、[実行するオートメーションの選択]フィールドをクリックすることによって、プロファイルを任意の属性へマッピングします。

ユースケース

使用頻度の低いRDS DBインスタンス、またはテスト環境や本番環境で実行されるインスタンスを停止して、使用時間の短縮とコスト削減を実現します。