MSP顧客
Site24x7のMSP管理者は、統一ダッシュボードで顧客のアカウントを個別に管理できます。
規定のロールや権限を各顧客に適用して提供し、顧客自身の自社データへのアクセス権限を制御できます。
デフォルトでは、顧客アカウントの作成時、MSP管理者は当該の顧客アカウントに対して、完全なSite24x7スーパー管理者となります。
MSPポータル内の顧客ダッシュボードでは、MSPアカウントに追加された顧客の全リストが確認可能です。
さらに、顧客名、メールアドレス、関連MSP管理者の人数、顧客アカウントのステータスも把握できます。
目次
顧客アカウント情報の表示
MSPユーザーは次の手順で、MSPアカウント内の顧客情報を把握できます。
- Site24x7アカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]に移動します。
- 顧客アカウント詳細ページから次の情報を把握できます。
顧客アカウントの追加
MSPアカウントでは、複数テナントをアカウントにホストできます。MSPアカウントには、デフォルトで最多9顧客のアカウントを追加可能です。この上限はオプション購入により増加できます。ご希望の場合は弊社営業窓口までご連絡ください。評価期間中の追加上限は3社に限られます。
MSP管理者は、顧客アカウントを設定でき、そのアカウントのスーパー管理者として完全なアクセス権限を持っています。
これ以外のMSPユーザーも、管理者権限があれば、顧客アカウントにアクセス可能です。
顧客アカウントの追加方法は次の通りです。
- MSPアカウントにログインします。。
- [管理]→[顧客]→画面右上の[新規顧客の追加]に移動します。
- 次の情報を入力します。
顧客詳細
- 顧客の会社:MSP顧客の会社名を入力してください。
- 顧客Webサイト:MSP顧客のWebサイトURLを入力します。
- メインのアカウント連絡先の名前:MSP顧客アカウントの連絡先名を入力します。
- 顧客のメール:顧客のメールアドレスを入力します。
- 携帯番号:国コードを選択し、電話番号を入力してください。
-
業界:顧客が関連する業界を選択してください。
- 国:ドロップダウンから顧客の国名を選択してください。
- メインアカウント連絡先の担当・肩書:ドロップダウンから、アカウント連絡先の役割と肩書きを選択します。
顧客アカウントのカスタマイゼーション
- 顧客ログインポータル:
顧客ログインポータルは、一意のログイン用アドレスを設定し顧客のログインポータルを構成できます。
顧客ログインポータルURLは、次のコンポーネントで構成されます。
MSPカスタムドメイン名の後に
/app/login/が付与され、その後に一意のカスタマーログインポータル名が追加されます。例は次のとおりです。
「https://www.custom_domain.com/app/login/customer_login_portal」
この顧客ログインポータルURLの構成には、CNAMEレコードをDNSゾーンファイルに作成し、一意のカスタマーログインポータルURLを、Site24x7にポイントさせる必要があります。
詳細は、
こちらのページをご確認ください。
- 言語:ドロップダウンから言語を選択し、画面表示を指定した言語切り替えます。
- レポートで使用する顧客タイムゾーン:選択したタイムゾーンでレポートを表示するようにします。
詳細はこちらのページでご確認ください。
- MSPユーザーを関連付ける:MSPユーザを選択し、顧客アカウントに関連付けます。これによって、MSP管理者にはスーパー管理者権限、MSPオペレーターには管理者権限が付与されて、顧客アカウントに追加されます。
- CAPTCHAの入力:CAPTCHAが表示されたら、所定のフィールドに入力してください。
- 入力がすべて終わったら、「顧客アカウントの作成」ボタンをクリックすると、顧客アカウントがMSPアカウント内に作成されます。
- 顧客アカウントは自動的に、顧客アカウント詳細ダッシュボードに追加されます。
顧客アカウントの編集
既存顧客アカウントのを編集する手順は次のとおりです。
- MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]に移動し、リストから顧客アカウントを選択します。
- 編集後、[保存]をクリックします。
顧客アカウントのダウングレード・アップグレード・停止
MSP管理者権限を持つユーザーは、顧客アカウントをダウングレード、アップグレード、停止を行えます。
顧客アカウントのダウングレード
アクティブなアカウントを無料にダウングレードするには、次の手順にしたがいます。
- MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]で、リストのアクティブなアカウント右側にある[]をクリックします。
- [アカウントのダウングレード]をクリックします。これにより顧客アカウントは無料版アカウントに更新されます。
顧客アカウントのアップグレード
無料版アカウントをアクティブにアップグレードする方法は次のとおりです。
- MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]で、無料版アカウントの右側にある[]をクリックします。
- [アカウントのアップグレード]をクリックします。これにより顧客アカウントはアクティブアカウントに更新されます。
顧客アカウントの停止
アクティブや無料版アカウントを停止する方法は次のとおりです。。
- MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]で、アクティブまたは無料版アカウントの右側にある[]をクリックします。
- [アカウント解約]をクリックします。
- ドロップダウンから解約理由を選択し、キャプチャを入力後、[顧客アカウントの削除]をクリックします。その後、顧客アカウントが非アクティブに更新されます。
顧客グループ
顧客グループにより一意のグループを作成し、顧客アカウントを管理しやすくします。
顧客グループを作成すると、顧客グループリストにそのグループが表示されます。
顧客グループ作成方法は次のとおりです。
- Site24x7 MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客管理]→[顧客グループ]に移動します。
- 画面右上の[顧客グループの追加]をクリックします。
- 次の項目を入力します。
- グループ名:顧客グループ名です。
- 顧客の関連付け:グループで管理したい顧客アカウントを選択します。
- [保存]をクリックします。
- リストから顧客グループをクリックすることで、そのグループの修正や削除を行えます。またそこで、顧客の関連付けを解除することも可能です。
詳細はこちらのページをご確認ください。
顧客グループを削除しても、そのグループに関連付いている顧客アカウントに所属するMSPユーザーは削除されません。
MSPユーザーを削除するには、そのユーザーの顧客アカウントに移動後、[管理]→[ユーザーとアラートの管理]→[ユーザーとアラートの管理]で削除をしてください。
顧客ポータルへのアクセス
MSPのエンド顧客は、プライベートレーベルの監視コンソールにサインイン可能で、MSPが提示するカスタムURLで各種監視レポートにアクセスできます。
(カスタムURLの例「https://www.custom_domain.com/app/login/customer_login_portal"」)
顧客ログインポータル名は、顧客アカウントの作成中に設定できます。MSP管理者がエンド顧客を監視コンソールに招待し、エンド顧客が招待を受諾すると、MSP顧客ロールでプライベートレーベルの監視コンソールにアクセスできます。
URLのリブランディング設定には、CNAMEレコードをDNSゾーンファイルに作成し、一意の顧客ログインポータルURLを、Site24x7 URLにポイントさせる必要があります。
詳細は
こちらのページをご確認ください。
SAML認証でのシングルサインオン(SSO)設定
SAMLはユーザー認証、エンタイトルメント、属性情報を交換するためのXMLベースフレームワークです。これにより、IdPとサービスプロバイダー間のアプリケーションでデータの認証と認可を行うことができます。
次の手順でSAML認証のSSO設定を行ってください。
- Site24x7 MSPアカウントにログインします。
- [管理]→[顧客]にアクセスします。
- 顧客アカウント名リスト右側のハンバーガーアイコンより、[SAML認証]をクリックします。
- 開かれたSAML認証ポップアップで次の情報を入力します。
- リモートログインURL:Site24x7 MSPカスタムポータルでエンドユーザーがリダイレクトされるIdPのリモートログインURLを入力します。
- リモートログアウトURL:Site24x7 MSPカスタムポータルのログアウト時にエンドユーザーがリダイレクトされるIdPのリモートログアウトURLを入力します。
- パスワードリセットURL:Site24x7 MSPカスタムポータルのパスワード変更時にエンドユーザーがリダイレクトされるIdPのパスワードリセットURLを入力します。
- X.509証明書:テキストフォーマットで公開X.509証明書をアップロードします。証明書の公開鍵は、IdPが発行する全SAML認証リクエストの認証に使用されます。
- アルゴリズム:IdPが公開鍵と証明書を生成するために使用するアルゴリズムを[RSA]または[DSA]で選択します。
- SAMLリクエストURL:この項目からSAMLリクエストURLをコピーして、IdPの各項目にペーストします。
- SAMLレスポンスURL:この項目からSAMLレスポンスURLをコピーして、IdPの各項目にペーストします。
- デフォルトRelay State:この項目からデフォルトリレーをコピーして、IdPの各項目にペーストします。
- [保存]をクリックします。