Border Gateway Protocol (BGP)はインターネット上の自律システム(AS)間でルーティングおよび到達可能性情報を交換するように設計された標準化された外部ゲートウェイプロトコルです。自律システムは同一管理下で操作されるルーターのセットです。BGPは主にインターネットサービスプロバイダ(ISP)のネットワークで稼働しています。
グローバル設定モードに入り、次のコマンドを実行して、BGPルーティングを有効化し、BGPルーティングプロセスを形成します。
コマンド | 目的 |
---|---|
router bgp as-number | BGPルーティングプロセスを有効化して、ルーター設定モードでルーターを配置します。 |
network network-number [mask network-mask] [route-map route-map-name] | ネットワークに自律システムのローカルとしてフラグを立て、BGPテーブルに入力します |
BGPでは内部と外部の2種類のネイバーをサポートしています。内部ネイバーは同一自律システムに存在する一方で、外部ネイバーは異なる自律システムに存在します。一般的に、外部ネイバーはお互いに適合しサブネットを共有し、内部ネイバーは同一自律システム内でどこでも共有します。
BGPネイバーの設定を行うには、ルーター設定モードで次のコマンドを実行します。
自律システム上でBGPネイバーがどのように設定されているかを示す例を次に示します。
ネットワークにBGPを設定していて自律システムにNetFlowを送信したい場合、グローバル設定モードで次のコマンドを実行してください。
コマンド | 目的 |
---|---|
ip flow-export destination{hostname|ip_address}9996 | NetFlowキャッシュエントリが入力したIPアドレスに出力されます。オンプレミスポーラーサーバーとNetFlowリスナーポートののIPアドレスを用いてください。デフォルトのポートは9996ですが、この番号は変更可能です。オンプレミスポーラーのポート番号の検索方法はこちら |
ip flow-export {version}[peer-as | origin-as] | バージョン形式(5または7)でNetFlowキャッシュエントリを出力します。ルーターがBGPを使っている場合、出力に含まれるオリジナルとピアーのASをいずれか入力します。両方は含められません。 |