ボイスオーバーインターネットプロトコル (VoIP) 監視が追加されると、発信元と宛先機器の両方からパフォーマンスメトリクスを収集し、コールの品質を管理します。全メトリクスに対してしきい値を設定してそれが違反された際にアラートを受け取ることにより、VoIPコミュニケーションで制御される情報を把握できます。
発信元は音声通話を開始する機器のIPアドレスであり、宛先は通話を受信する機器のIPアドレスです。コールパスは監視するVoIPコールの発信元と宛先間のWANリンクです。
パフォーマンスメトリクスは次のように分類されています。
| メトリクス | 説明 | 
|---|---|
| 可用性 (%) | VoIP監視がアップであった時間のパーセンテージです。選択した期間で表示できます。 | 
| 平均オピニオン評点 (MOS) | 人間が判断した通話の全体的な品質の数値です。 | 
| ラウンドトリップ時間 (RTT) (ミリ秒) | 発信元から宛先へ送信されたネットワークリクエストが発信元に返ってくるまでに要した時間です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| ジッター:発信元から宛先 (ミリ秒) | 発信元から宛先へのコールパスを介した音声データを伝送するパケットの遅延変動。これは、単にパケット間の遅延変動です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| ジッター:宛先から発信元 (ミリ秒) | 宛先から発信元に戻るコールパスを介した音声データを伝送するパケットの遅延変動。これは、単にパケット間の遅延変動です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| 遅延:発信元から宛先 (ミリ秒) | 発信元から宛先までの通信で引き起こされたデータ転送の遅延です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| レイテンシー:宛先から発信元 (ミリ秒) | 宛先から発信元での通信で引き起こされたデータ転送の遅延です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| パケットロス:発信元から宛先 (%) | 発信元から宛先までのコールパスでドロップしたパケットのパーセンテージです。 | 
| パケットロス:宛先から発信元 (%) | 宛先から発信元までのコールパスでドロップしたパケットのパーセンテージです。 | 
次のメトリクスは発信元から宛先とその逆で取得された指標です。
| メトリクス | 説明 | 
|---|---|
| ポジティブジッタ― (ミリ秒) | コールパスを行き来した平均時間が期待したものよりも大きいジッタ―の時間です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| ネガティブジッター (ミリ秒) | コールパスを行き来した平均時間が期待したものよりも小さいジッタ―の時間です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| 最小遅延 (ミリ秒) | データ転送で最小の遅延です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| 最大遅延 (ミリ秒) | データ転送で最大の遅延です。ミリ秒単位で表されます。 | 
| パケットロス数 | 発信元から宛先、宛先から発信元のコールでドロップしたパケット数の合計です。 | 
| メトリクス | 説明 | 
|---|---|
| 遅延したパケット | 遅延があって返ってきたパケットです。 | 
| ミスパケット | アクション中に失われたパケットです。 | 
| シーケンス外のパケット | 接続で以前観察された配列数よりも少ない配列数であった際のパケットです。 | 
| メトリクス | 説明 | 
|---|---|
| 成功 (%) | 成功したコールパスのパーセンテージです。 | 
| 失敗 (%) | 失敗したコールパスのパーセンテージです。 | 
| ビジー (%) | コールパスがビジー状態であった時間のパーセンテージです。 | 
| エラー (%) | コールパス内でのエラーパーセンテージです。 |