各WindowsサーバーのSNMPエージェント設定
エージェントレスサーバーのSNMPを用いた監視でサポートしています。サーバーにオンプレミスポーラーというSNMPエージェントをインストールし設定することでサーバーを監視します。
目次
Windows 10 1803以降のSNMPエージェントインストール
Windows 10のコントロールパネル内のWindows機能にはSNMPサービスは表示されていません。次の3つの手順よりMicrosoftサーバーから直接SNMPサービスをインストールします。
- オプション機能グラフィカルインターフェイス
- PowerShell
- DISM
オプション機能グラフィカルインターフェースを用いたインストール
- 設定 > アプリ > アプリと機能 > オプション機能管理 > 機能の追加の順にアクセスします。
- 次のリストから選択します:Simple Network Management Protocol (SNMP)、WMI SNMPプロバイダー(全てのSNMPサービス設定タブを取得)
PowerShell用いたインストール
- スタート > Windows PowerShellフォルダ > Windows PowerShellの順に移動します。
- 次のコマンドを実行します
Add-WindowsCapability -Online -Name "SNMP.Client~~~~0.0.1.0"
DISMを用いたインストール
- デプロイメントイメージサービスと管理(DISM)ツールを用いることもできます。スタート > コマンドプロンプトに移動します。
- 上部結果を右クリックして管理者として実行を選択します。
- 次のコマンドを実行してEnterを押下します
DISM /online /add-capability /capabilityname:SNMP.Client~~~~0.0.1.0
Windows 10 1803以降のSNMPエージェント設定
- スタート > 設定 > コントロールパネルの順に移動します。
- 管理者ツールで、サービスをクリックします。
- 詳細ペインで、SNMPサービスを右クリックして、プロパティを選択します。停止している場合、Startボタンをクリックして開始させて、Startup typeを自動に変更します。
- セキュリティタブの受容コミュニティ名欄の追加をクリックします。
- コミュニティ権限で、このホストの権限レベルを選択して選択したコミュニティからSNMPリクエストを処理します。
- コミュニティ名で、場合によるコミュニティ名を入力して追加をクリックします。
- ホストからSNMPパケットを受信するかを選択します。
- 個人と関係なくネットワークのホストからSNMPリクエストを受信するには、ホストからSNMPパケットを受信をクリックします。
- SNMPパケットの受信を制限するには、ホストからSNMPパケットを受信をクリックして追加を選択した後、ホスト名、IPまたはIPXアドレスを入力して、追加をクリックします。
- 適用をクリックします。
Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016以降のSNMPエージェント設定
- コントロールパネルに移動します。プログラム > プログラムと機能に移動し、Windows機能のONとOFFの切り替えをクリックします。ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが表示された場合は続けるかはいをクリックします(バージョンによって異なります)。
- Windows機能のONとOFFの切り替え画面でSimple Network Management Protocol (SNMP) あるいはSNMP機能横のチェックボックスにチェックを入力し、OKをクリックします。
- この後、上記手順のWindows 10 1803以降のSNMPエージェント設定を行ってください。
Windows NTシステムのSNMPエージェント設定
- スタート > 設定 > コントロールパネルの順にアクセスします。
- 管理者ツールでサービスをクリックします。
- 詳細ペインで、SNMPサービスを右クリックして、プロパティを選択します。
- 受容コミュニティ名で、追加をクリックします。
- コミュニティ名ボックスで、コミュニティ名を入力しSNMPリクエストを認証します。
- 追加をクリックし、コミュニティ名を受容コミュニティ名リストに移動します。
- 手順6と7を繰り返し行い、コミュニティ名をさらに追加します。
- 全ホストや特定のホストからSNMPパケットを受信するかを選択します。
- IP制限なくホストからSNMPパケットを受信するには、ホストからSNMPパケットを受信をクリックします。
- 特定のホストからSNMPパケットを受信するには、これらホストからのみSNMPパケットを受信をクリックします。ホストの入力には追加をクリックして、IPホストやIPXアドレスボックスの名前やホストのアドレスを入力します。
- 手順9を繰り返して、ホストをさらに追加します。
- エージェントタブで、ユーザー、ロケーション、サービスのコメントなどの情報を入力します。
- OKをクリックして変更を適用します。
Windows NTで稼働しているSNMPエージェントはデフォルトでホストリソースデータに応答しません。このサポートにはWindows NTサービスパックが6以上である必要があります。次の手順を行う前にパック情報を確認してください。
メモ:Windows NT 4.0サーバーはホストリソースMIBに対応していません。
Windows NTサービスパック6aを稼働してWindows 2000サーバーを使用している場合、次の手順を行ってください。
- Windows 2000サーバーからWindows NT 4.0サーバーの%SystemRoot%\System32フォルダに%SystemRoot%\System32\hostmib.dllファイルをコピーします。
- regedit or regedt32を実行して、次のキーと値を追加します。
- キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\HostMIB\CurrentVersion
- 値名:Pathname
- タイプ:REG_SZ
- データ: C:\WinNT\system32\hostmib.dll
- キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SNMP\Parameters\ExtensionAgents
- 値名:3
- タイプ: REG_SZ
- データ: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\HostMIB\CurrentVersion
- Microsoft REGSVRユーティリティを使用してDLLを登録するには次の手順を行ってください。
- C:\Windows\SysWOW64\ (32bit)またはC:\Windows\System32\ (64bit)にファイルをコピーします。
- この手順を完了するには、管理者としてコマンドプロンプト起動する必要があります。
- 次のコマンドを開いたコマンドラインウィンドウにペーストして、Enterを押下します。
%windir%\System32\regsvr32.exe hostmib.dll (32 bit)
%windir%\SysWoW64\regsvr32.exe hostmib.dll (64 bit)
- Windows NTボックスを再起動します。
Windows XP、Windows 2000、Windows 2003システムのSNMPエージェント設定
- スタート > 設定 > コントロールパネルに移動します。
- 管理者ツールでサービスをクリックします。
- 詳細ペインで、SNMPサービスを右クリックしてプロパティを選択します。
- 受容コミュニティ名で、追加をクリックします。
- コミュニティ権限で、子のホストの権限レベルを選択し、選択したコミュニティからSNMOリクエストを処理します。
- コミュニティ名で、場合によるコミュニティ名を入力して、追加をクリックします。
- ホストからSNMPを受信するかを選択します。
- 個人に関係なくネットワークのホストからSNMPリクエストを受信するには、ホストからSNMPパケットを受信をクリックします。
- SNMPパケットの受信に制限をかけるには、これらホストからSNMPパケットを受信をクリックして、追加をクリックします。その後、ホスト名、IPまたはIPXアドレスを入力して追加をクリックします。
- 適用をクリックします。
WindowsのSNMPテスト
MIBブラウザを用いたSNMP通信性のテスト
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