AWS Lambdaのしきい値設定
Lambda関数監視のしきい値設定の新規追加
Lambda関数を新しく追加すると、デフォルトのしきい値プロファイルが関連付けられます。このプロファイルは事前に設定したしきい値設定が適用されていません。そのため、これを適用するにはデフォルトのしきい値プロファイルを編集するか自身で新しく作成する必要があります。
Lambda関数監視のしきい値の新規作成方法は次の手順を参照してください。ユーザーの追加方法やアラート設定のカスタマイズ方法は ユーザーとアラート管理ページを参照してください。
- 管理 > 設定プロファイル > しきい値と可用性の順にアクセスします。
- しきい値と可用性画面のしきい値と可用性の追加をクリックします。
- 次の項目を入力してください。
- 監視タイプ:ドロップダウンリストからLambda関数を選択します。
- 表示名:目的を特定するラベルを入力します。
Lambda監視のサポートしているパフォーマンスの数値は次のとおりです。各入力欄に値を入力し、しきい値を設定します。これにより、しきい値違反があった際にはその監視ステータスがトラブルに変化し、設定した通知チャンネルを通してアラートが発生します。またエラーログイベントを表示し、そのエラーやボトルネックを特定できます。
しきい値を設定したら、プロファイルを保存します。これにより新しく作成したしきい値プロファイルがしきい値と可用性画面に表示されます。
アドバンスしきい値設定(ストラテジー)
関連するストラテジーを選択し、いくつかのパフォーマンスカウンターを適用することで、しきい値違反を検出することができます。例えば、Lambda関数をKinesisやDynamoDBストリームなどのストリームベースにマッピングしたシナリオをいくつか考えてみましょう。新規レコードを追加すると、Lambdaサービスが関数を呼び出してそれらを処理します。アプリケーションが特に膨大なレコードを書き込む場合、関数呼び出し要求が抑制される可能性が少し高くなります。このようなシナリオにおいて、開始時にアラートを受け取る必要がありません。そのため、その代わりに、2,3の間隔の連続したポーリングでメトリクスが急上昇した場合に通つを受けとるようなアラートストラテジーを設定することができます。 (メモ:Lambda関数のポーリングは5分毎に行われます)
アドバンスしきい値設定(ストラテジー):ポーリング回数がしきい値違反を検出するためのデフォルトのストラテジーとして用いられます。入力した複数のしきい値条件
(>, <, >=, <=)の適用によってそれを実現します。次のいずれかのしきい値が適用した条件を下回る場合、監視ステータスが"トラブル"に変化します。
- ポーリング回数で検出されたしきい値:設定した“ポーリング回数”で、連続してしきい値を違反した場合に監視のステータスがトラブルに変化します。
- ポーリング回数で検出された平均値:設定したポーリング回数の平均値が、連続して適用したしきい値を違反した場合、監視のステータスがトラブルに変化します。
- 分単位の期間で検出されたしきい値:しきい値で適用された条件が、全てのポーリングで設定した期間で連続して違反した場合、監視のステータスがトラブルに変化します。
- 分単位の期間で検出された平均値:設定した期間で、その属性の平均値が適用したしきい値を連続して違反した場合、監視のステータスがトラブルに変化します。
複数のポーリングチェックのストラテジーはデフォルトで適用されていません。ストラテジーが適用できない場合は、1回のポーリングでしきい値違反が引き起こされます。
しきい値違反検出のストラテジー“Strategy-3:期間"または"Strategy-4:期間中の平均値"が適用した条件のとおりに機能しているかを確認するには、監視のチェック頻度と比べて少なくとも2倍の期間で設定する必要があります。
Lambda関数のしきい値プロファイルの編集
- 編集したいプロファイルをクリックします。
- しきい値プロファイルの編集画面で変更する必要があるパラメーターを編集してください。
- 保存をクリックします。
Lambda関数のしきい値プロファイルの削除
- しきい値と可用性画面で削除したいプロファイルをクリックしてください。
- しきい値プロファイルの編集ウィンドウに移動します。
- 削除をクリックします。