BizTalk Serverのしきい値・可用性
Site24x7のBizTalk監視能力は、BizTalk Serverの機能にとって重要なあらゆるパラメーターを全体的に把握し、生産的でスムーズな稼働をもたらします。BizTalk監視はSite24x7のWindowsエージェントを監視に利用します。Windowsエージェントをインストールすると、BizTalk Serverは自動的に検出されます。あわせて、サーバー監視エージェントのしくみと、BizTalk Server監視でサポートするパフォーマンス メトリックも確認ください。
BizTalk Server監視を、Site24x7アカウントに追加すると、アラーム エンジンが、リソースをクリティカルやダウンと宣言するかの判断の際、しきい値・可用性プロファイルを利用するようになります。誤報アラームを減らすには、ダウンタイム ルールを設定してください。
BiaTalk Server監視には、次の手順でしきい値・可用性プロファイルを追加します。
- 管理 > 設定プロファイル > しきい値・可用性 とクリックしてください。
- しきい値・可用性画面で、しきい値・可用性をクリックします。
- BizTalk Server監視のしきい値・可用性を追加するには、下記情報を入力してください。
- 使用済み物理メモリ(Used Physical Memory):マシンで利用している物理メモリ量(%)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとデータベース トランザクション件数(Database Transactions/sec):データベース トランザクションの平均発生ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- アイドル オーケストレーション件数(Idle Orchestrations):アイドル オーケストレーションの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- メッセージ ボックス データベース接続失敗件数(Message Box Database Connection Failures):メッセージ ボックス データベースへの同時接続失敗の件数が、指定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとオーケストレーション停止件数(Orchestrations Suspended/sec):オーケストレーション停止の発生ペースが、設定値の条件に合うと、アラートが発生します(件数/秒)。
- 保留中のメッセージ(Pending Messages):オーケストレーション エンジンからのメッセージの保留件数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのオーケストレーション廃棄件数(Orchestrations Discarded/sec):オーケストレーションの廃棄ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのオーケストレーション作成件数(Orchestrations Created/sec): オーケストレーション作成のペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 実行中のオーケストレーション数(Running Orchestrations):アクティブ オーケストレーションの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- アクティブ インスタンス数(Active Instance Count):メモリ内でアクティブなインスタンスの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- データベース セッション数(Database Sessions Count):メッセージ ボックス データベースへの同時接続利用の件数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- データベース サイズ(Database Size):メッセージ公開先のデータベースのキャパシティが、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 配信済みメッセージ総数(Total Messages Delivered):オーケストレーション エンジンに配信されたメッセージの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 保留中の受信バッチ(Pending Receive Batches):処理の完了していない保留中の受信バッチの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 保留中の転送メッセージ(Pending Transmitted Messages):メッセージング エンジンからアダプターへの送出を、待機中のバッチの数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- バッチ受信の調整(Throttled Receive Batches):メッセージ エンジンが、サービス負荷上昇によって、ブロックした保留中のバッチの数が、設定条件に合うと、アラートが発生します。
- インバウンド遅延(Inbound Latency):メッセージング エンジンがメッセージをアダプターより受信してから、メッセージ ボックスに公開されるまでの間で、平均遅延が設定条件に合うと、アラートが発生します。
- アウトバウンド遅延(Outbound Latency):メッセージング エンジンがメッセージをメッセージ ボックスより受信してから、アダプターが送出を行うまでの間で、平均遅延が 設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのファイル メッセージ受信件数(File Messages Received/sec): ファイル アダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのファイル メッセージ送信件数(File Messages Sent/sec): ファイル アダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのFTPメッセージ受信件数(FTP Messages Received/sec):FTPアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのFTPメッセージ送信件数(FTP Messages Sent/sec):FTPアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのHTTPメッセージ受信件数(HTTP Messages Received/sec):HTTPアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのHTTPメッセージ送信件数(HTTP Messages Sent/sec):HTTPアダプターでのメッセージ送信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのMSMQメッセージ受信件数(MSMQ Messages Sent/sec):MSMQアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのMSMQメッセージ送信件数(MSMQ Messages Received/sec):MSMQアダプターでのメッセージ送信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- アクティブ セッション:アダプターで対応可能な、POP3接続のオープン件数が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのPOP3メッセージ受信件数(POP3 Messages Received/sec) :
POP3アダプターがメール サーバーから、メール取得を行うペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのSMTP送信件数(SMTP Messages Sent/sec):SMTPアダプターでのメッセージSMTPペース(件数/秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのSOAPメッセージ受信件数(SOAP Messages Received/sec)
:SOAPアダプターでのメッセージSOAPペース(件数/秒)が、指定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのSOAPメッセージ送信件数(SOAP Messages Sent/sec):SOAPアダプターでのメッセージ送信ペース(件数/秒)が、条件に合うと、アラートが発生します。
- メッセージ配信遅延(Message Delivery Delay):メッセージ配信バッチごとの遅延時間(ミリ秒)が、設定値の条件に合うと、アラートが発生します。
- 秒ごとのSQLメッセージ受信件数(SQL Messages Received/sec):SQLアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 秒ごとのSQLメッセージ送信件数(SQL Messages Sent/sec):SQLアダプターでのメッセージ受信ペース(件数/秒)が、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- スプール サイズ(Spool Size):サーバーのあるメッセージ ボックスにあるスプールのサイズが設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- トラッキング データ サイズ(Tracking Data Size):メッセージ ボックス上のトラッキング データ テーブルのサイズが、設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- 総インスタンス数(Total Instances):メモリ内のインスタンス総数が、設定値の条件
に合うと、アラートが発生します。
- 停止メッセージ長、すなわち要素数(Suspended Messages Length):ホスト宛てで停止中のメッセージの総数 が設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- ホスト キュー長、すなわち要素数(Host Queue Length):ホスト キューにあるメッセージの総数が、が設定値の条件に合えば、アラートが発生します。
- インスタンス無効時の通知(Notify if host instance is disabled):ホスト インスタンスが無効化されていれば、通知します。デフォルトでは、Noとなっています。
- 受信ロケーション無効時の通知(Notify if receive location is disabled):メッセージ受信のプライマリ ロケーションが無効化されていれば、通知します。デフォルトでは、Noとなっています。
高度なしきい値設定(作戦):
ポーリング回数はしきい値違反を確認する際に、デフォルトの作戦として利用します。しきい値違反の判定には、複数条件(>、<、>=、<=)を、対象しきい値作戦へ適用することができます。下記しきい値作戦のいずれかでもtrueであれば、監視のステータスは「トラブル」に変わります。
- ポーリング回数でのしきい値条件確認:しきい値に適用する条件が、指定の「ポーリング回数」を通じて妥当する場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
- ポーリング回数での平均値:属性値平均が、指定のポーリング回数にわたり、継続してしきい値への適用条件を満たす場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
- 指定期間での条件確認(分):しきい値への指定条件が、設定期間を通じて、すべてのポーリングについて継続して妥当の場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
- 指定期間での平均値(分):属性値平均が、設定期間について、しきい値への適用条件を継続して満たす場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
デフォルトでは、複数のポーリング チェック プランが適用されることはありません。適用されるプランがなければ、しきい値違反は、ポーリング1回で判別します。
プラン3「指定期間での条件確認」や4「指定期間での平均値」でしきい値違反を確実に検出するには、チェック間隔を最低2回カバーするように、期間を指定する必要する必要があります。
- 保存をクリックしてください。
- BizTalk Server監視用に作成したしきい値・可用性プロファイルは、既存のものとあわせて、しきい値・可用性画面に自動的に表示されます。
BizTalk Serverのしきい値・可用性の編集
- 編集するプロファイルをクリック。
- 変更するパラメーターを、しきい値・可用性画面で編集してください。
- 保存をクリックしてください。
BizTalk Serverのしきい値・可用性の削除
- 削除するプロファイルを、しきい値・可用性画面でクリック。
- これにより、しきい値・可用性画面へと移動します。
- 削除をクリックしてください。