ilert連携

ilertはアラート、オンコールスケジュール、ステータスページを提供するプラットフォームです。
Site24x7との連携により監視、インシデント管理、その他アラートソースを強化することで、重要なアラートを容易に把握できるようにします。

目次

• 主な機能
• ilert連携に必要な条件
• ilert画面からの連携方法
• Site24x7画面からの連携方法
• ilert連携のサスペンド、アクティブ化、削除
• ilertでのチケット管理
• ilertでのカスタムパラメーター解析
• 優先度の設定とチケットの手動クローズ

主な機能

• Site24x7アラートをilertに自動で送信し、インシデント管理を集約します。
• Site24x7アラートステータスに基づく、チケットの作成、更新、クローズを自動化します。アラートステータスがアップになると、ilertでそのチケットを更新あるいはクローズします。
  

連携に必要な条件

• 十分な権限をもつilertアカウントが必要です。
• ilertのhook URLを使用して、Site24x7と連携します。
  

ilert側の設定

ilertからSite24x7との連携を行うには、こちらのページをご確認ください。

Site24x7側の設定

ilertのhookまたは連携URLを生成したら、Site24x7で下記の手順を実施してください。

1. Site24x7にログインします。
2. ［管理］→［3rdパーティ連携］に移動します。
3. ［3rdパーティ連携の追加］ボタンをクリックし、リストから［ilert］を選択します。
   
4. ilert連携フォームで必須項目を入力します。
   
   • 連携名：連携の名前を入力します。
   • Hook URL：ilertで取得したhook URLをペーストします。
   • カスタムパラメーターの送信：インシデントパラメーターとカスタムパラメーターを使用してURL内にコードを書き込み、変数をパスできます。
   • 監視ステータス変更のアラートをトリガー：選択したチェックボックスのステータスのアラートをilertに連携します。少なくとも1つのステータスを選択する必要があります。
     
   • 監視が「アップ」になった際、インシデントを手動でクローズする：Site24x7でステータスがアップになった際に、インシデントを自動または手動でクローズするか選択します。デフォルトでは、自動でクローズするように設定されています。
     
   • 連携レベルを選択：ilertに連携させる監視のレベルを選択します。次のレベルで選択できます。
     • 監視：選択した特定の監視のアラートとRCAリンクをilertに連携させます。
     • タグ：選択したタグが関連付いている監視のアラートとRCAリンクをilertに連携させます。
     • 監視グループ：選択した監視グループが関連付いている監視のアラートとRCAリンクをilertに連携させます。
     • すべての監視：Site24x7に追加されているすべての監視のアラートとRCAリンクをilertに連携させます。
       

       監視グループにタグが関連付いている場合、そのグループ内の親レベルの監視のアラートのみilertに連携されます。
       サブグループレベルの監視は連携されません。

   • 代替通知：ilert連携でのアラート通知に失敗した際に、代わりに通知を行う3rdパーティ連携を選択します。
     
5. ［保存とテスト］をクリックし、連携を保存してテストアラートを送信します。［保存］をクリックするとテストアラートを送信せずに連携設定を保存できます。

ilert連携のサスペンド、アクティブ化、削除

連携のサスペンド方法は次の通りです。

1. Site24x7にログインします。
2. ［管理］→［3rdパーティ連携］に移動します。
   

   すべての連携が画面に表示されます。

3. サスペンドしたい連携をクリックし、右上の［サスペンド］を選択します。
   
   • ilert連携をサスペンドすると、ilertアカウントに送信されたすべてのインシデントチケットが一時的に停止します。
   • 停止したilert連携をアクティブ化するには、［アクティブ化］をクリックします。

連携を削除するには、画面右上の［削除］をクリックしてください。

ilertでのインシデントチケット管理

連携の完了後、Site24x7ステータスアラートがilert hook URLに送信され、ilertアカウントにインシデントチケットが作成されます。

［アラート］タブでインシデントチケットを把握し、担当者への割り当て、一時的なスヌーズ、削除などのアクションを行えます。Site24x7でアラートが引き起こされると、ilertでインシデントチケットが自動で作成されます。エスカレーションポリシーやオンコールスケジュールに基づいて、アラートをチームメンバーに通知できます。

アラートが認知されると、チームメンバーはチケットステータスの更新、メモの追加などを行えます。Site24x7で問題がアップステータスとなると、ilertでインシデントチケットが自動でクローズされます。

ilertでのカスタムパラメーター解析

Site24x7からカスタムパラメーターをパスしてilertで使用するには次の手順を実施してください。

1. ilertアカウントにログインします。
2. アラート元ドロップダウンから、Site24x7連携を選択します。次のページが表示されます。
   
   
3. ［編集］をクリックします。編集ページで、次に表示されるカスタムパラメーターとインシデントパラメーターを追加します。
   
   

4. Site24x7のilert連携フォームで、カスタムパラメーター {"responder" : "Site24x7"} を追加し［保存］をクリックします。

   

カスタムパラメーターがilert連携ページのアラート詳細項目で反映されます。

優先度の設定とチケットの手動クローズ

優先度の設定と手動でチケットをクローズする方法は、次のとおりです。

1. ilertアカウントにログインします。
2. アラート元ドロップダウンから、Site24x7連携を選択します。次のスクリーンショットのページが表示されます。
3. ［編集］をクリックし、編集ページで次の情報を入力します。
   • ［優先度マッピング］のチェックボックスを有効にして、優先度を設定します。
   • ［自動解決］を有効にして、指定した時間内のチケットを自動でクローズにします。
4. ［保存］をクリックし、変更を適用します。