RUMスナップショットは、パフォーマンス低下中に役立つ情報を提供し、エンドユーザー監視を拡充します。
スナップショットは、指定期間にしきい値を越えたすべてのWebサイトとURLを、収集することを理想としています。
スナップショットでわかるもの:
スナップショットの表示:
メモ:
サマリ タブに表示されるのは、選択期間について、スナップショットのトップ5です。
サポートするブラウザー タイプとバージョン:Internet Explorer 11、Firefox最新版、Chrome最新版、Safari最新版
スナップショットは、ページ読み込み時間が指定したしきい値を4回超過すると、収集されます。
たとえば、アプリケーションのしきい値を2,000ミリ秒にする場合、ページ読み込み時間が8,000ミリ秒を超えると、ページのスナップショットがアップロードされます。
RUMスナップショットには、2つのタイプがあります。自動とオンデマンドです。
自動スナップショット :
自動スナップショットは、米国太平洋標準時で午前1時(「-0800(PST)」)に、毎日1回、収集されます。スナップショットは自動的に起動し、アプリケーションやWebサイトにしきい値違反が見つかるまで、実行を続けます。WebやURLが4回しきい値を超過すると、スナップショットの1時間実行がはじまり、対象プロファイルのスナップショットが、監視ロケーションとブラウザー情報とあわせ表示されます。
スナップショットは新しいアプリケーションごとに、10箇所の監視ロケーションから収集します。
新規アプリケーションについては、スナップショットはデフォルトのロケーションで収集します。米国、英国、ドイツ、オーストラリア、スウェーデン、カナダ、デンマーク、シンガポール、フィンランド、オランダです。
既存のアプリケーションについては、ロケーションはページビュー数で決定します。
デフォルトで収集する最多スナップショットは、アプリケーションごとに、10監視地点x4ブラウザーです(40件/日)。
デフォルトで収集する最少スナップショットは、どのロケーションやブラウザーから見てもApdexしきい値違反がなければ、「0」件です。
スナップショット オンデマンド :
必要とあればいつでも、オンデマンドでのスナップショット収集ができます。ユーザーは、スナップショット取得時のしきい値とロケーションを指定できます。この機能は、最短1時間おきに、1日5回まで利用できます。
スナップショット オンデマンドは、1時間未満では連続利用できず、次回のスナップショット取得まで1時間を開ける必要があります。
メモ:
スナップショットの起動時刻は、スナップショット タブで表示できます。スナップショットが1つも表示されない期間があれば、次の理由が考えられます。
1)地域タブからロケーションを選ぶと、ドロップダウンにはスナップショット収集時刻が表示されているのに、スナップショットが表示されないことがあるのは、なぜでしょうか? 装置タイプやブラウザーでも同じです。
Webページ読み込み時間がしきい値に収まっていれば、監視ロケーションからのスナップショット収集は行わないので、そのような表示になります。装置タイプやブラウザーでも同じです
2)スナップショット起動時刻とスナップショット収集時刻で時間差があるのは、なぜでしょうか?
スナップショットが起動すると、収集プロセスは、スナップショット収集までバックグラウンドで実行されます。
自動スナップショットでは、起動はPSTで午前1:00です(日本標準時18時)。ただし、データ収集は、アプリケーションがしきい値違反をするまでバックグラウンドで行われ、しきい値違反があれば、1時間の通報を行います。これが、起動時刻と収集時刻の差分の原因です。