AWS AppSyncは、GraphQLインターフェースを使用して、アプリケーションデプロイメントプロセスを容易にする管理サービスです。フレキシブルなAPIで、複数ソースからデータを取得し、アプリケーションにビルドします。
また、このサービスで、システムがオフラインでもリアルタイムでデータの更新を行え、接続が行われた際にその変更を同期します。
AWS AppSyncは、AWS DynamoDB、AWS Lambda、HTTP API、などの複数ソースからデータを収集し、Site24x7と連携したAppSync監視にアタッチしたDynamoDBデータソースを考えます。DynamoDBデータソースでダウンや障害が発生した場合に、Site24x7からAppSync監視のアラートが送信され、問題を追跡できます。
Site24x7とAWS AppSyncの連携で、データソース、スキーマタイプ、キャッシュ情報の分析を行えます。
この連携での利点は次のとおりです。
AWS AppSyncを監視するのに、Site24x7では次の権限が必要です。
Site24x7は設定しているチェック間隔(1分から1日)に基づいて、CloudWatchや他のAWSサービスレベルAPIにクエリし、メトリックを取得します。
メトリック名 | 説明 | 単位 |
4XXエラー | 不正確なクライアント設定のために無効となったリクエストのエラーです。 | 数 |
5XXエラー | GraphQLクエリ実行中に発生したエラーです。 | 数 |
レイテンシー | クライアントからAWS AppSyncがリクエストを受け取ってから、応答を返すまでの時間です。最終機器への応答のネットワーク遅延はこのメトリックには含まれません。 | ミリ秒 |
接続成功 | AWS AppSyncへのWebソケット接続に成功した回数です。サブスクリプションのない接続にも対応しています。 | 数 |
クライアント接続エラー | クライアント側のエラーによりAWS AppSyncで拒否されたWebソケット接続数です。 | 数 |
サーバー接続エラー | プロセッシング接続中にAWS AppSyncで発生したエラー数です。 | 数 |
切断成功 | AWS AppSyncとのWebソケット切断が成功した回数です。 | 数 |
クライアント切断エラー | Webソケット接続切断中にAWS AppSyncで発生したクライアントエラー数です。 | 数 |
切断サーバーエラー | Webソケット接続切断中にAWS AppSyncで発生したサーバーエラー数です。 | 数 |
サブスクライブ成功 | Webソケット経由で、AWS AppSyncに登録されたサブスクリプション数です。 | 数 |
クライアントサブスクライブエラー | クライアント側のエラーにより、AWS AppSyncで拒否されたサブスクリプションの数です。 | 数 |
サブスクライブサーバーエラー | サブスクリプション処理中にAWS AppSyncで発生したエラー数です。 | 数 |
アンサブスクライブ成功 | 処理されたアンサブスクライブリクエスト数です。 | 数 |
クライアントアンサブスクライブエラー | クライアント側のエラーにより、AWS AppSyncで拒否されたアンサブスクライブリクエスト数です。 | 数 |
サーバーアンサブスクライブエラー | アンサブスクライブリクエスト処理中にAWS AppSyncで発生したエラー数です。 | 数 |
データメッセージ公開成功 | サブスクリプションイベントメッセージが公開された回数です。 | 数 |
データメッセージ公開 クライアントエラー | クライアント側のエラーにより公開できなかったサブスクリプションイベントメッセージ数です。 | 数 |
データメッセージ公開 サーバーエラー | サブスクリプションイベントメッセージ公開中にAWS AppSyncで発生したエラー数です。 | 数 |
データメッセージ公開サイズ | 公開されたサブスクリプションイベントメッセージのサイズです。 | バイト |
アクティブ接続 | クライアントからAWS AppSyncへ行われた1分単位のWebソケット同時接続数です。 | 数 |
アクティブサブスクリプション | 1分単位のクライアントからの同時サブスクリプション数です。 | 数 |
接続期間 | 接続がオープンになっていた時間の合計です。 | ミリ秒 |
無効化成功 | $extensions.invalidateSubscriptions() のミューテーションによって正常に無効化 (登録解除) されたサブスクリプションの数。 | 数 |
メトリック名 | 説明 | 単位 |
キャッシュヒット | メインディクショナリーで読み取り専用キールックアップが行われた回数です。 | 数 |
キャッシュミス | メインディクショナリーで読み取り専用キールックアップに失敗した回数です。 | 回数 |
現在のアイテムCurrItems | キャッシュ内のアイテム数です。 | 数 |
エビクション | メモリ制限によりエビクトが行われたキーの数です。 | 数 |
キー有効期限イベント | キーの有効期限イベント数の合計です。 | 数 |
キャッシュ利用バイト | データセットやバッファーなどのすべての目的で使用されているRedisで割り当てられているバイト数の合計です。 | バイト |
Site24x7 - AWS AppSync連携監視のしきい値の設定方法は次のとおりです。
1AWS AppSync監視ごとに1ベーシック監視とみなされます。
AWS AppSyncのデータを表示するには、Site24x7にログインし、Cloud > AWS > AppSyncの順に移動します。その後の画面で、キャッシュ情報、スキーマタイプ、監視リソースの他に、次のタブで設定情報を表示できます。
サマリータブで、AppSyncメトリックの概要を表示できます。メトリックを分析して、更新を最新の状態に保てます。例えば、AppSync APIでまちまちに高いレイテンシーが発生している場合、レイテンシーグラフを最新の値に更新できます。
キャッシングタブでは、AppSyncキャッシュ設定情報と、それに関連するメトリックを表示します。AppSyncキャッシュ設定項目で、キャッシュサーバーの現在のステータスを表示します。例えば、キャッシュサーバーで失敗や削除が発生した際に、この項目で、失敗または削除といったステータスを確認でき、その後のアクションに役立てられます。
監視リソースタブでは、リゾルバ経由でのAppSyncのデータソースリンクを表示します。リゾルバはスキーマ操作とデータソース間のブロックに接続しています。接続したデータソースで、わかりやすいフォーマットにGraphQLリクエストとレスポンスを変換します。
そのほかに、ステータス、データソース名、データソースタイプ、接続フィールド、リソースIDも表示されます。