Amazon FSx監視連携

Amazon FSxはファイルシステムとAWSサービスを連携させる管理サービスで、ファイルシステムの稼働に役立てられます。現在は次のファイルシステムをサポートしています。

  • Amazon FSx for Windows File Server(ビジネスアプリケーション用)
  • Amazon FSx for Lustre(コンピューターワークロード用)

Site24x7との連携により、AWSインフラにホストされているFSxファイルシステムの操作メトリックを取得します。またデータレポジトリタスクおよびバックアップといったファイルシステム操作を追跡もできます。

設定

1. AWSアカウントとSite24x7のAWSアカウントを接続します。

  • IAMユーザーとしてSite24x7を作成。
  • クロスアカウントIAMロールとして作成。詳細はこちら

2. AWSアカウント連携ページで、Amazon FSxのボックスにチェックを入力します。詳細はこちら

ポリシーと権限

Site24x7はAmazon FSx APIを用いて、移行サービスについての情報を収集します。AWS管理ポリシーReadOnlyAccessをSite24x7エンティティ(IAMユーザーまたはIAMロール)に割り当て、Site24x7がメトリックおよびメタデータを収集します。カスタムポリシーを割り当てたい場合は次の読み取りレベルのアクションがJSONポリシーに存在するかを確認してください。詳細はこちら

  • "fsx:ListTagsForResource",
  • "fsx:DescribeBackups",
  • "fsx:DescribeDataRepositoryTasks",
  • "fsx:DescribeFileSystems"

ポーリング頻度

Site24x7は設定したポーリング頻度に基づいて、AWSからAmazon FSxパフォーマンスメトリックを収集します。ポーリング頻度はデフォルトで1時間です。詳細はこちら

IT自動化

Site24x7でサポートしているAWSサービスの自動化を追加できます。Site24x7ログインし、管理 > IT自動化テンプレート(+) > 自動化テンプレートの追加の順にアクセスします。自動化が追加されたら、それらをスケジュールすることで実行されます。

Amazon FSx自動化を用いて、ファイルシステムのデータレポジトリタスクやバックアップを作成できます。

ファイルシステムのパフォーマンスメトリック

属性 説明 統計 データタイプ
読み取りデータバイト ファイルシステムの読み取り操作のバイト数です。 合計 MB
書き込みデータバイト ファイルシステムの書き込み操作のバイト数です。 合計 MB
データ書き込み操作 書き込み操作数です。 合計
データ読み取り操作 読み取り操作数です。 合計
メタデータ操作 メタデータ操作数です。 合計
空きストレージ容量 空きストレージ容量です。 平均 GB/パーセンテージ
スループットの合計 ファイルシステムのスループットの合計です。 平均 MB/秒
読み取りスループット ファイルシステムの読み取りスループットです。 平均 MB/秒
書き込みスループット ファイルシステムの書き込みスループットです。 平均 MB/秒
IOPSの合計 1秒ごとのI/O操作数の合計です。 平均 数/秒sec
読み取りIOPS 1秒ごとの読み取りI/O操作数の合計です。 平均 数/秒
書き込みIOPS 1秒ごとの書き込みI/O操作数の合計です。 平均 数/秒
メタデータIOPS 1秒ごとのメタデータI/O操作数の合計です。 平均 数/秒

データレポジトリタスクのパフォーマンスメトリック

属性 説明 統計 データタイプ
成功数 ファイル出力に成功した数です。 合計
失敗数 ファイル出力に失敗した数です。 合計
合計数 出力ファイルの合計数です。 合計

予測

次のメトリックの未来の値を見積り、AWSインフラのキャパシティの追加やスケーリングに役立てられます。

  • 読み取りデータバイト
  • 書き込みデータバイト
  • 書き込みデータ操作
  • 読み取りデータ操作
  • メタデータ操作

Site24x7 Amazon FSx監視画面

サマリー

時系列チャートを使用して、各FSxファイルシステム内で発生するさまざまなイベントの概要を把握します。このセクションでは、データ読み取り操作、データ書き込み操作、メタデータ操作、スループット、読み取りまたは書き込みバイト、IOPSの使用状況などに関する操作情報を表示します。

データレポジトリタスク

ここではレポジトリタスクに関する全メタデータを表示します。これにはタスクID、タスクステータス、ライフサイクル状況、障害要因、タスク作成のタイムスタンプ、開始時間、終了時間といった情報が含まれます。アクション行では、データレポジトリタスクがダウンした際のアラート設定や自動化の追加を行えます。

バックアップ詳細

FSxファイルシステムで実行したバックアップの詳細がここで表示されます。これには時間、タイプ、ID、バックアップライフサイクル状態、KMSキーARN、アクティブディレクトリーIDが含まれます。一部のバックアップの監視設定を削除したい場合、各バックアップタスク横の削除オプションをクリックするだけで行えます。

障害

障害タブでは、ファイルシステムのダウン、トラブル、クリティカル、メンテナンスといった各ステータスの履歴を表示します。障害の開始と終了時間、期間、コメントといった情報が表示されます。また、手動での障害の追加やコメントの編集や削除も行えます。

ログレポート

FSxファイルシステムの監査ログデータをタイムスタンプ、ステータス、読み取りデータバイト、書き込みデータバイト、読み取り/書き込み操作と合わせて表示できます。

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