メールのラウンドトリップタイム(RTT)を監視
Site24x7は、インフラとエンドユーザーの視点でメールサーバーを監視します。メール配信プロセスのあらゆる側面を検証し、全世界100以上の監視ロケーションから送信、受信の遅延を測定。さらに、Site24x7のオンプレミスポーラーを利用し独自の監視ロケーションをファイアウォール内部に設置できます。
メール配信のメカニズム
- Site24x7は、SMTPクライアントとしてセキュアな接続をSMTPサーバーと確立し、ハンドシェイクを実行後、テスト メールを送信します。この手順は、Webメールやメールクライアントの挙動と同様です。
- SMTPサーバーは、テストメール受信者のドメイン名をチェックし、対応するPOP/IMAPサーバーへメールを送ります。
- Site24x7は、メール受信サーバーにリモート接続し、所定のユーザー名とパスワードで認証、テストメールを件名と添付ファイルで探し、POP/IMAPで取得します。
- これによって、テスト メール送信と受信との間で、平均時間が測定されます。テストメールは実験後、自動的にメール サーバーから削除されます。
メール配信プロセスのこれらの手順のうち、どれか1つでも失敗に終わるとSite24x7はアラートを発します。Site24x7とSMTP・POP/IMAPサーバーの間でインターネット通信の安全性を保つため、TLSまたはSSLを有効とし、アクセスには認証を設定してください。
SMTPサーバーを監視
IPv4/IPv6有効のSMTPサーバーについて、可用性とパフォーマンスを、全世界100以上の監視ロケーションから継続的に監視します。Site24x7は指定のSMTPポートに毎分、リモート接続を行いSMTPサーバーの可用性をチェックします。取引先のメール、ISP、ホスティング事業者によるSMTPサービスについてSLA順守状況を監視することができます。
POPとIMAPサーバーを監視
メールサーバー関連のトラブルシュート
Microsoft Exchange Serverの監視
メールサーバー監視に加えて、Site24x7のWindowsエージェントベース監視で、オンプレミスのMicrosoft Exchange環境の、パフォーマンスと可用性が監視できます。Site24x7は、メールボックス、クライアントアクセス、ユニファイドメッセージング、ハブトランスポート、エッジトランスポートなど、設定したすべてのExchange Serverロールを、自動ディスカバリの対象とします。サーバーステータス、パフォーマンス、クライアントの利用パターンについてのリアルタイムデータが伝達されます。
Site24x7サーバー監視ではインフラの全体像が把握可能です。サーバー環境を監視し、Windows、Linux、FreeBSD、OS Xサーバーの詳細KPIを取得します。