一般的なWebアプリケーションでは、ユーザーはHTTPリクエストを使用して、アプリケーションと通信を行います。このリクエストでアプリケーションサーバーにアクセスし、リクエストデータをレンダリングし、ユーザーに応答を返します。これらWebトランザクションの他に、アプリケーションには様々なトランザクションが実行されています。これらトランザクションはユーザーからは引き起こさませんが、アプリケーションが適切に機能するために重要なものです。一般的に、ユーザーに接点がないトランザクションのことをバックグラウンドトランザクションと言います。
データ収集、データアーカイブ、データアラーティングなどの例があります。バックグラウンドでこれらトランザクションは実行されているため、これらのパフォーマンスを把握するのは難しくなります。重大な問題によって、アプリケーション全体が停止しない限り、これらのトランザクションが成功したかどうかはわかりません。エラーの早期デバッグのためにバックグラウンドトランザクションを監視することは大切です。
目次:
Struts、Play、Springなどのフレームワークで、インプリメントされるWebトランザクションとは異なり、バックグラウンドトランザクションはデベロッパーによりコーディングされ、それら特有の要件があります。APMインサイトでは、デフォルトでこれらは取得されませんが、カスタムインストルメンテーション設定で監視できます。
カスタムインストルメンテーションで、メソッドとクラスを定義できます。メソッドやクラスの初めに、専用のコードを挿入すると、エージェントがパフォーマンスの追跡を開始します。
PHPエージェントは、デフォルトでバックグラウンドトランザクションを監視します。
Site24x7にログインして、バックグラウンドトランザクションのパラメーターにアクセスした後、APMインサイト > アプリケーション > 編集 > 設定プロファイル > APMエージェント設定プロファイル > 編集 > バックグラウンドトランザクション設定の順に移動します。
取得パラメーターとデフォルトの値を確認する方法は、こちらを参照してください。