Amazon AppStream 2.0監視連携

Amazon AppStream 2.0は、リモートアクセスのための非永続的なデスクトップおよびアプリケーションサービスです。
AppStreamメトリックの監視、しきい値設定、シームレスなリモートアクセスのためのインシデント処置の自動化を行います。

目次

設定

  1. AWSにログインし、IAMユーザーとしてSite24x7を作成するか、クロスアカウントIAMロールを作成し、Site24x7にAWSリソースにアクセス権を付与してください。
  2. Site24x7で、ディスカバリーサービス項目のAppStream 2.0にチェックを入力します。

ポリシーと権限

次の読み取りレベルアクションがSite24x7 IAMエンティティに存在するか確認します。

  • "appstream:DescribeFleets"
  • "appstream:ListAssociatedStacks"
  • "appstream:DescribeImages"
  • "appstream:DescribeUserStackAssociations"
  • "appstream:DescribeUsers"
  • "appstream:DescribeSessions"
  • "appstream:DescribeApplicationFleetAssociations"
  • "appstream:DescribeApplications"
  • "appstream:ListTagsForResource"

ポーリング頻度

Site24x7は、設定したポーリング頻度に基づいて、CloudWatchやその他AWSサービスAPIを用いて、Amazon AppStream 2.0のデータを収集します。

パフォーマンスデータの表示

Site24x7で、パフォーマンスデータを表示する方法は次のとおりです。

  1. [Cloud]→[AWS]→[AWSアカウント]をクリックします。
  2. [AppStream 2.0]を選択し、リストから表示するAppStream 2.0を選択します。

サポートしているパフォーマンスメトリック

メトリック名 説明 統計 単位
実際のキャパシティ ストリーミングに使用可能なインスタンス数の合計です。 最大
空きキャパシティ ユーザーセッションに使用可能なアイドルインスタンス数の合計です。 最小
キャパシティ使用率 フリートに使用されているインスタンスのパーセンテージです。 平均 パーセント
希望のキャパシティ 稼働中またはペンディング中のインスタンス数の合計です。これは、フリートが安定した状態でサポートできる同時ストリーミングセッションの合計数を表します 最大
使用済みキャパシティ ストリーミングセッションに使用されているインスタンス数の合計です。 最大
保留中のキャパシティ AppStream 2.0にプロビジョニングされているインスタンス数の合計です。プロビジョニング完了後にフリートが対応できる追加のストリーミングセッションの数を表します。プロビジョニング開始した際、インスタンスがストリーミング対応可能になるまで10から20分程かかります。 最大
実行中のキャパシティ 現在実行中のインスタンス数です。現在の状態でフリートが対応できる同時ストリーミングセッション数を表します。 最大
不十分なキャパシティエラー キャパシティ不足により拒否されたセッションリクエスト数です。 最大
アクティブセッション数 API API認証を用いたアクティブなセッション数です。 -
アクティブセッション数 SAML SAML認証を用いたアクティブなセッション数です。 -
アクティブセッション数 ユーザープール ユーザープール認証を用いたアクティブなセッション数です。 -
失効セッション数 API API認証を用いた失効したセッション数です。 -
失効セッション数 SAML SAML認証を用いた失効したセッション数です。 -
失効したセッション数 ユーザープール ユーザープール認証を用いた失効したセッション数です。 -
接続ユーザー API API認証を用いた接続ユーザー数です。 -
接続ユーザー SAML SAML認証を用いた接続ユーザー数です。 -
接続ユーザー ユーザープール ユーザープール認証を用いた接続ユーザー数です。 -

しきい値を設定し、そのしきい値違反が発生した際にアラートを通知します。

Amazon AppStream 2.0データ

設定

フリートには、指定したイメージを実行するストリームインスタンスが存在します。
設定タブでは、フリートとその設定の情報を表示します。

  • フリート詳細:名前、表示名、リージョン、ステータス、作成時間、イメージ名、説明といった情報をを表示します。
  • フリーと設定:インスタンスタイプ、フリートタイプ、切断タイムアウト、アイドル切断タイムアウト、最大セッション期間、IAMロールARN、ディレクトリー名、組織ユニット(OU)といった情報を表示します。
  • ネットワーク詳細:サブネット、サブネットグループ、有効なインターネットをといった情報を表示します。

イメージ詳細

フリートが使用したイメージの情報をこのタブで表示します。
これには、名前、表示名、状態、説明、プラットフォーム、イメージビルダー名、許可フリート、可視化、作成時間、アプリケーションといった情報が表示されます。

スタック詳細

スタックには、関連フリート、ユーザーアクセスポリシー、ストレージ設定が存在します。
このタブで、フリートが使用しているスタックの情報を表示します。スタックには全ユーザー権限情報が含まれます。

  • スタック設定:名前、表示名、フィードバックURL、リダイレクトURL、埋め込みホスト、作成時間、エンドポイントリストといった情報が表示されます。
  • ユーザー設定:クリップボード(ローカル機器からのコピー)、クリップボード(aws.appstream.clipboard)、ファイルアップロード、ファイルダウンロード、ローカル機器へのプリント、ローカルディレクトリーのパスワードサインイン、ローカルディレクトリーのスマートカードサイン審、設定グループといった情報が表示されます。
  • ストレージ設定:ホームフォルダー、Google Drive、One Driveといった情報が表示されます。

ストリーミングセッション

このタブでは、ユーザーが接続されたストリーミングセッションのリストを表示します。

アプリケーション

エラスティックフリートタイプのアプリケーションを表示します。

自動化

自動化を追加して、AppStreamフリートの起動と停止を行えます。
[管理]→[IT自動化テンプレート(+)]→[自動化テンプレートの追加]をクリックします。自動化を追加すると、それらをスケジュールし、実行を行います。

予測

キャパシティ使用率メトリックの未来の値を見積り、キャパシティ追加やAWSインフラのスケーリングの計画に役立てられます。

ライセンス

Amazon AppStream 2.0は1監視ごとに、1ベーシック監視に該当します。