カスタム SNMP 監視
Cisco社、Aruba社、X社、Y社、Z社などの機器のベンダーに関係なく、Site24x7でさまざまな装置のあらゆる属性を監視できます。必要な条件はSNMPに対応していることです。SNMPを用いて監視をカスタマイズできます。
コンテンツ:
カスタム SNMP 監視はいつ役立ちますか?
- デフォルトの装置テンプレートにない装置を監視したい場合、カスタム装置テンプレートを作成して監視できます
- UPSの過去数時間の電力消費(kWh)などのデフォルトで利用できないパラメーターを監視したい場合、カスタムパフォーマンスカウンターを作成して監視できます
- Cisco機器の温度(Cisco機器の左右のinlet、ファンなどの温度)などの属性値を監視したい場合、表形式のパフォーマンスカウンターをサポートしており、表形式のOIDを監視できます。
カスタムパフォーマンスカウンターとは何ですか?
カスタムパフォーマンスカウンターは、基本的なパフォーマンスメトリクスに加えてユーザーが監視したい特別な属性を監視するのに用いられます。
カスタムパフォーマンスカウンターについて
カスタムパフォーマンスカウンターの値を監視するため、OIDを用いて計算を実行することも可能です。
例えば、Ciscoルータのメモリ使用率(%)を監視したい場合、値は計算式 (A*100)/(A+B) で取得できます。ここで、AとBは次のようになります:
A = .1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.5.1 (装置のアプリケーションによって現在使用されているメモリプールからのバイト数を示している)
B = .1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.1 (装置で現在使用されていないメモリプールからのバイト数を示している)
最終的な計算式は次のようになります:
(.1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.5.1*100)/(.1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.5.1+.1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.1)
カスタム装置テンプレートとは何ですか?
カスタム装置テンプレートはユーザーにより作成されるテンプレートです。デフォルトの4000以上の装置テンプレートを編集するか、新規で追加することにより作成できます。
カスタム SNMP 監視を行うために必要な条件は何ですか?
監視のカスタマイズには基本的に装置はSNMPに対応している必要があります。カスタムパフォーマンスカウンターを用いて新しい属性を監視するにはSNMP OIDやsystem OID(sysOID)が必要です。MIBブラウザーでsysOIDを確認できます。
カスタム装置テンプレートの追加
装置テンプレートで監視を設定する手順は次のとおりです:
- Site24x7 アカウントにログインします
- ネットワーク > 装置テンプレートに移動します
- 装置テンプレートで装置テンプレートの追加をクリックします.
- ポップアップで次の項目を入力します:
- 装置テンプレート: カスタム装置テンプレートを認識するための名前を入力します
- ベンダー: ドロップダウンリストからベンダーを選択します。またはベンダー名を入力します
- カテゴリー: ドロップダウンリストから装置のカテゴリーを選択します
- 装置の識別子: sysOIDを入力します
- パフォーマンスカウンター: パフォーマンスカウンターを追加するには、SNMP OID、名前、説明、単位などの属性を設定します。表形式のOIDを監視するには表形式(テーブル)ボックスにチェックを入れます
- 文字列を返すOIDには文字列にチェックを入れます
- フォーマット値: パフォーマンスカウンターの整数値に意味のある説明を追加できます
- マップ値: パフォーマンスカウンター値にマップされた説明を追加することにより、パフォーマンスカウンターから取得された整数値はより意味が分かりやすくなります
- テーブルビュー:複数の表形式のパフォーマンスカウンターを組みあw背、1つのテーブルで能う意を表示できます。テーブル名を指定し、値を一緒にグルーピングしたい表形式のパフォーマンスカウンターを選択します
- 保存をクリックします
カスタムパフォーマンスカウンターの追加
装置テンプレートを編集し、装置に関連付けることにより、カスタムパフォーマすカウンターを追加できます。
装置のダッシュボードへ移動して追加することもできます。そのための手順は次のとおりです:
- ネットワーク > ネットワーク装置に移動します
- 装置の名前をクリックします
- パフォーマンスカウンタータブに移動します
- パフォーマンスカウンターの追加をクリックします
- パフォーマンスカウンターの追加のポップアップで、右下にあるパフォーマンスカウンターの追加をクリックします
- これにより装置テンプレートの編集ウィンドウに遷移します
- SNMP OID(MIBブラウザーで確認できます)、名前、説明、単位などを入力することによりカスタムパフォーマンスカウンターを追加できます
- 変更を保存します
変更をテンプレートと関連付けられている他の装置に簡単に適用できます。関連付けられている装置への適用の近くにあるドロップダウンメニューから装置を選びます。
カスタムパフォーマンスカウンターのテスト
追加したカスタムパフォーマンスカウンターをテストすることにより、最新値を取得できます。そのための手順は次のとおりです:
- ネットワーク > ネットワーク装置に移動します
- 装置の名前をクリックします
- パフォーマンスカウンタータブに移動します
- 追加したカスタムパフォーマンスカウンターでテストをクリックします
- テスト結果がポップアップで表示されます