Microsoft Exchange監視のパフォーマンス メトリック

Microsoft Exchange Serverの追加をすると、いつでもパフォーマンスの問題に対応可能となります。Exchange Serverは、Windowsエージェントをインストールすると、自動検出されます。 詳細は、 Windows Server監視エージェントのしくみを参照ください。

Exchange Server監視をSite24x7アカウントに追加すると、 しきい値・可用性のプロファイルは、アラーム エンジンが、リソースをステータス重大やダウンと宣言すべきかの判断基準となります。誤報アラームを減らすには、ダウンタイム ルールを設定してください。

Exchange Server監視結果の読みかた

組織ビュー

組織ビューでは、MS Exchange展開にインストールしたサーバー群を、各種の役割により構造化して表示、これらのパフォーマンスについてのサマリを提供します。

インフラ ビューは、インフラ タブで表示できます。

パフォーマンス メトリック:MS Exchange2
MS Exchange1

システム属性のようなパフォーマンス データは、レポートとグラフで表示します。主なメトリックは次の通りです。

役割り――メール ボックス

  • クライアント アクセスへのRPC応答:クライアント アクセス サーバーへ、RPCでコンタクトするのにかかる時間です。
  • クライアント アクセスからのRPC操作:あるサーバーから実行されるプロセス一式と定義される、1回の操作をさします。このカウンターでは、クライアント アクセス サーバーから、メール ボックスへのRPC操作の件数を示します。
  • ユニファイド メッセージングとハブ トランスポートへのRPC応答:メール ボックス サーバーから、ユニファイド メッセージング サーバーや、ハブ トランスポート サーバーにコンタクトするのにかかる時間を表示します。
  • ユニファイド メッセージングからのRPC操作:ユニファイド メッセージングからメール ボックスへの、RPC操作の件数を表します。
  • ハブ トランスポート ストアからの通信:RPC要求が送信後、未解決になっている件数と、要求がスロウになっているもの数をします。
  • インフォメーション ストア
    MS Exchange8  
  • インフォメーション ストア メール ボックス
    MS Exchange9  

役割り――ハブ トランスポート

  • SMTP送受信(SMTP In and Outbound):インバウント・アウトバウンドのSMTPメッセージの関連データを表示します。
  • SMTP:SMTPでのメッセージ送受信件数に関連するデータを示します。送受信の総データ サイズも表示されます。
    MS Exchange11
  • 各種トランスポート キュー:配信キュー(Delivery Queue)内のメッセージ件数にかかわるカウンターや、最大配信キュー長(Largest Delivery Queue Length)、集約キュー長(Aggregate Queue Length)、到達不能キュー長(Unreachable Queue)などを、表示します。
    MS Exchange12 

役割り――クライアント アクセス

  • Outlook Web AccessとActiveSyncの応答時間:HTTPアクセス(Outlook Web Access)や、要求にかかる時間を関連データを表示します。
  • Outlook Web AccessとActiveSyncの要求:ActiveSync要求は、クライアントからのHTTP要求の発生ペースを表します(件数/秒)。
  • このセクションで扱う、その他のカウンター
    • ActiveSync
    • Outlook Web Access統計
    • POPとIMAP 

Windowsサービス

展開先で動作している、Windowsサービスと関連プロセスに関連するカウンターを示します。

設定詳細

メール ボックス、ハブ トランスポート、クライアント アクセスの資産詳細には、次のものがあります。

  • メール ボックス資産の詳細
  • ハブ トランスポート資産の詳細

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