SendGridプラグインをインストールし、SendGridクラウドベースのEメールインフラストラクチャーを監視します。配信メール数、ユニーククリック数、SendGridサーバーが受信したリクエスト数などの重要メトリクスを追跡することにより、情報に基づいたトラブルシューティングを行います。
このページでは、SendGridサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、SendGridプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。
SendGridパフォーマンス監視メトリクス
幅広いメトリクスを使用して、注意を要するエラー通知を受け取ります。メトリクスのグラフを通して予期せぬ傾向を追跡し、トラブルシューティングを迅速に行います。サポートしているメトリクスは以下の通りです。
The number of emails delivered/opened
delivered/opens メトリクスは最終受信者が配信/開封したEメールの数をそれぞれ表示します。
Number of requests
requests メトリクスは、アプリケーションまたはサーバーがカスタマーにEメールを送信するために、SendGridサーバーが受け取ったリクエスト数を表示します。
The number of unique clicks/opens
unique_clicks/unique_opens メトリクスは、Eメールにあるリンクをクリックした/Eメールを開いたユニークな個人の数をそれぞれ表示します。
The number of emails that are bounced back
bounces メトリクスは、Eメールアドレスのスペルミス、存在しないEメールアドレス、また、受信ボックスがいっぱいであるために、受信メールサーバーによって戻されたEメールの合計数を表示します。
The number of invalid emails
invalid_emails メトリクスは、Eメールのインターネット標準形式を満たさない方法でフォーマットされているために、無効とみなされるEメールの合計数を表示します。
The number of emails unsubscribed
unsubscribes メトリクスは、メール内の購読解除リンクをクリックすることで、購買を解除したユーザーの合計数を表示します。
The number of spam emails
spam_reports メトリクスは、スパムリストで検討されたEメールの合計数を表示します。
The number of emails blocked
blocks メトリクスは、IPアドレスから何らかのブラックリストに追加されたEメールの合計数を表示します。
The number of emails deferred
deferred メトリクスは、IPアドレスからISPによって受け入れられなかったEメールの合計数を表示します。
手順
- Site24x7アカウントへログインします。アカウントをお持ちでない場合は、こちら からサインアップへお進みください。
- Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
- SendGridプラグインをインストールします。
- エージェントは、SendGridプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。
前提条件
- SendGridアカウントおよび有効なAPIキーを生成します。
- SendGridサーバーから統計を取得する際の認証では、API_KEYを使用します。
SendGridプラグインのインストール
- Site24x7 Linuxエージェントプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/]で[sendgrid]という名前のディレクトリーを作成します。
sudo mkdir sendgrid
- GitHubリポジトリ―から[sendgrid.py]をダウンロード し、ディレクトリー[sendgrid]に配置します。
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/sendgrid/sendgrid.py
- API_KEYの値を変更し、設定と一致させます。
- サーバーエージェントは、Site24x7 Webクライアントの[プラグイン]タブで、SendGridのパフォーマンス統計をリポートします。Site24x7 Webクライアントにプラグインが表示されない場合は、エージェントを再起動してください。
sudo /etc/init.d/site24x7monagent restart
メトリクスを追加で監視
- メトリクスを追加で監視するには、[sendgrid.py]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
- 新しく追加したメトリクスを表示するには、[sendgrid.py]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(例: デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更)。
関連プラグイン
- ActiveMQプラグイン - Apache ActiveMQインスタンスのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Gearmanプラグイン - Gearman jobサーバーのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Tomcatプラグイン - Tomcatサーバーのパフォーマンスを監視します。
- Twilioプラグイン - Twilioプラットフォームの断続的な機能を確保します。
- Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
- カスタムプラグインの作成 - カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。