Site24x7 NetFlow Analyzer | ネットワークトラフィック監視

ネットワークトラフィックや帯域のパフォーマンスをリアルタイムで分析します。
トラフィックピーク、上位のアプリケーション、会話についての情報を取得し、誰の何によって帯域が消費されているかを分析します。

目次:

必要条件

  • Site24x7でネットワークトラフィック分析を行うには、監視するネットワーク内にオンプレミスポーラー(バージョン4.6以上)をインストールする必要があります。
  • 機器からSite24x7にフローを出力する必要があります。

システム要件

Site24x7ネットワークトラフィック監視を行うにはハードウェアおよびポートに関する要件があります。

フローレートに基づくハードウェア要件

ハードウェアの要件はフローレートに基づいて変わります。フローレートごとの対応リストは次のとおりです。

オンプレミスポーラーごとの機器最大数 フローレート/秒 プロセッサー RAM ディスク容量
50 0から3,000 2.4 GHz 4コア 8 GB 200 GB
100 3,000から10,000 3.2 GHz 4コア 16 GB 250 GB
200 10,000から50,000 3.2 GHz 4コア 24 GB 300 GB

サーバータイプ:64ビット OSのみサポート

収集データは上位100の記録に基づいて計算されます。

ポート要件

ポート名 デフォルトポート番号 使用用途
NetFlow listener port 9996 (オンプレミスポーラーの特有ポート番号) ルーターから受信されたNetFlowを出力するリスナーポート
SNMP 161 機器情報取得のためのデフォルトSNMPポート

しくみ

オンプレミスポーラーをインストールし、フローを出力するように機器を設定する必要があります。
オンプレミスポーラーがフローを受信すると、フローを出力した全機器のリストが表示されます。そこから機器とインターフェースを選択し、それらを追加します。

Site24x7は機器、インターフェース、アプリケーション、会話レベルでトラフィックと帯域の分析を行い、それらを関連付けて取得されるパフォーマンスメトリックを提供します。
複数種類のグラフ、レポート、ダッシュボードを用いて、使用率とパフォーマンスをより詳細に表示できます。

サポートしているフロー

  • NetFlow
  • JFlow
  • sFlow
  • IPFIX
  • NetStream
  • AppFlow
  • CFlow

機器をネットワークトラフィック監視に追加

ネットワークトラフィックをSite24x7に出力して、トラフィックフローや帯域パフォーマンスをリアルタイムに監視します。
機器のフロー出力設定方法は次の5つの手順となります。

  1. オンプレミスポーラーを選択します。
  2. コマンドでフロー出力を設定します。
    これは手動またはネットワーク認証情報の入力による自動設定を行うことができます。
  3. 機器とインターフェースを選択します。
  4. 監視を構成して、プロファイルを設定します。
  5. エントリを確認して、フローを出力します。

NetFlowテンプレート

Site24x7は値が事前に設定されている事前定義のテンプレートリストを提供しています。
テンプレートの各タイプは次のとおりです。

  • アプリケーションテンプレートこれらテンプレートはアプリケーション、プロトコル、ポートに対応しており、このテンプレートに関連付けることで、分析を容易にします。
  • DSCPテンプレートDifferentiated Services Code Point (DSCP)はネットワークトラフィックを分析し管理する方法で、ネットワークサービス統計のクオリティについて取得できます。

一般テンプレートを用いるか、カスタムテンプレートを作成できます。

監視パフォーマンスメトリック

ネットワークトラフィック監視は次のレべルのトラフィックパフォーマンスを分析することで行われます。

しきい値と可用性プロファイル

各パフォーマンスメトリックのしきい値制限を設定して、それが超過した際にアラートの受信やその他アクションを行うことができます。
インターフェースメトリックの子レベルにおいても設定できます。

正常性ダッシュボード

NetFlow正常性ダッシュボードを用いて、最大生成トラフィック、使用帯域についてのトップ機器とインターフェースについて情報を取得します。
これにより、ネットワークのトラフィックパターンや最大発生トラフィックの把握を行うことができます。

トラブルシュート