Site24x7サーバー監視で、Windows ServerのサービスとLinuxサーバーのプロセスを監視できます。
サービスとプロセス監視には、サーバー監視の追加が必要です。
追加後、サーバー監視画面の[サービスとプロセス]タブ(Windowsサーバーの場合)、[プロセス]タブ(Linuxサーバーの場合)でこの機能を使用できます。
CPU、ディスク、メモリ利用量の監視だけでは、サーバーのヘルスチェックは完全とは言えません。システムリソースへの負荷を完全に分析するには、サーバーで稼働しているそれぞれのサービスやプロセスのパフォーマンス監視も重要となります。
プロセス監視はプロセス名、パス、プロセスコマンドラインの引数を監視します。これら値に変更があると、それらは新規プロセスとして判別されます。
メモ:引数に変更があった場合には、そのプロセスを削除し再追加することをおすすめします。
Check out this article to see troubleshooting steps when a service/process is not added for monitoring in Site24x7.
サービスとプロセス監視を追加する方法は次の2パターン存在します。
追加したサービスとプロセスのリスト右側にあるハンバーガーアイコンから次のアクションを行えます。
パラメーター | 説明 |
ステータス | サービス・プロセスが、アップかダウンかわかります。 |
CPU(%) | プロセスによるCPU利用率をさします(%)。 |
メモリ(%) | プロセスによるメモリ利用率をさします(%)。 |
インスタンス | 当該インスタンスの起動件数をさします。 |
スレッド数(Thread count) | プロセス内で実行中のスレッドの数をさします。 |
ハンドル数(Handle count) | プロセス オブジェクト テーブル内部の、オブジェクト ハンドルの数をさします。 |
Linuxプロセスのみ | |
ユーザー | プロセスを開始したユーザーロールです。 |
優先度 | これら優先度の値に基づいたプロセスを表示します。この値の範囲はLinuxで-20から19、Windowsで0から31です。 高い優先度をもつプロセスは、低い優先度のプロセスよりもより多くのCPU時間を取得します。 |
メモ:Windowsでは、特定のサービスに関連するプロセスが表示され、そのプロセスのCPUとメモリ利用量がリストに表示されます。
プロセスのパフォーマンスメトリックは、「ps」コマンドで計算します。
たとえば、プロセス「sshd」のCPUとメモリの使用率を取得するには、次のコマンドを実行します。
メモ:4つ目のインデックス値(pcpu)は、プロセスCPUを表します。5つ目(pmem)は、プロセスメモリです。
「ps」コマンドで取得するCPU値は、サーバーに複数コアがある場合、100%を超えることがあります。この場合、プロセスのCPU利用率は、コアごとに次のように計算します。
例:「ps」コマンドの結果が200で、コア数が8
プロセスCPU=200÷8
よって、プロセスCPUは25%
リストの右側のハンバーガーアイコンから[しきい値の編集]を選択することで、サービスとプロセスごとにしきい値設定を行えます。
すべてのサービスとプロセスに対してしきい値を設定したい場合は、サーバー監視の編集画面に移動し、しきい値と可用性プロファイルを編集してください。
サービスとプロセスがダウンした際にアラート通知を行うには、リストのハンバーガーアイコンから[しきい値の編集]を選択後、プロセスまたはサービスがダウンした際に通知を[はい]に指定してください。
サーバー監視レベルですべてのサービスとプロセスで通知を行いたい場合は、サーバー監視の編集画面にアクセスし、しきい値と可用性プロファイルを修正してください。
正規表現(RegEx)の使用:
正規表現の使用オプションを有効にして、プロセス引数を正規表現で入力できます。これにより、毎回の再登録が必要なくなります。
デフォルトでこの機能は[いいえ]に指定されています。
RegExが有効化されると、Linux/Windows監視エージェントが設定した正規表現でプロセスとサービス引数との比較を行い、ステータスを判定します。
詳細はこちらのページをご確認ください。
複数サーバーにわたるサービスとプロセスを表示したい場合は、サービスとプロセスレポートを使用してください。
このレポートにアクセスするには、[レポート]→[サーバー監視]→[サーバー - プロセスレポート]または[サーバー - サービスレポート]に移動してください。
サービスとプロセスは、名前、パス、プロセスコマンドライン引数を基に監視されます。コマンドライン引数はSite24x7暗号化されて保存されています。
エージェントセキュリティについての詳細は、こちらのページをご確認ください。
CPUとメモリを消費している上位の5プロセスを分析します。
メリット
トレンドの試験やサーバーパフォーマンス低下の特定を行うために、このグラフを使用し、サーバー正常性やパフォーマンスに影響しているサービスとプロセスを特定できます。
このグラフでは、監視に追加されていないプロセスを含むサーバー上の全てのプロセスを表示します。棒グラフによりCPUとメモリ使用率が高いプロセスを特定できます。
しくみ
Site24x7サーバー監視エージェントが、実行中の全プロセスのCPUとメモリ使用量を取得氏表示します。全プロセス使用量の値の平均に基づいて、上位5プロセスを判定しています
上位のプロセスグラフの表示方法
上記により上位5プロセスのグラフが表示されます。[CPU]と[メモリ]を切り換えることで、各リソースの情報を表示します。
1サーバー監視に追加できるサービスとプロセス監視数についての詳細は、こちらのページをご確認ください。