Site24x7のサーバー監視ではリソースチェックを作成し、ファイル、イベントログ、ディレクトリのようなサーバー上のリソースを監視できます。
リソース監視を開始するには、複数のリソースチェックをグループ化し、グループのリソースチェックプロファイルを作成します。
一つのリソースチェックプロファイルを複数のサーバー監視に関連付けられます。
各チェックのOS対応状況は、以下のとおりです。
OS プラット フォーム |
URL チェック |
ポート チェック |
ファイル チェック |
ディレクトリ チェック |
イベント ログ |
syslog | NTP チェック |
ファイア ウォール チェック |
Windows | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 未対応 | 対応 | 対応 |
Linux | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 未対応 | 対応 | 対応 | 未対応 |
FreeBSD | 対応 | 対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 対応 | 未対応 | 未対応 |
OS X | 対応 | 対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 |
URLリソースチェックでは、サーバー上のローカルURLの可用性を監視できます。設定の手順は以下のとおりです。
関連付けられたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを[はい]に設定し、 設定したチェックに対しダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させます。 設定したURLがダウンするとリソースチェックもダウンとしてマークされ、URLが再びアクティブになるまで、関連付けられたサーバー監視のステータスはダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
サーバーのポートダウン時にアラートを発生させます。 ポートチェックの設定手順は以下のとおりです。
関連付けられたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを[はい]に設定し、 設定したチェックに対しダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させます。 設定したポートがダウンするとポート接続が再びアクティブになるまで、関連付けられたサーバー監視のステータスはダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ファイルチェックを使用すれば、サーバー内の重要なファイルを監視できます。たとえば、以下のチェックを実行できます。
特定のファイルを監視し、ファイルがアクセスされるたびにアラートを受信するためには、アクセスチェックを作成します。 コンテンツチェックまたはサイズチェックですでに監視されているファイル/ディレクトリにアクセスチェックが適用された場合、 ひとたびアクセスされると、ポーリング間隔設定 (1分または5分) に基づき通知がされます。
アクセスチェックを有効にする手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定したファイルがアクセスされると、関連付けたサーバー監視のステータスが、次のデータ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ファイルのアクセス権限チェックを作成すれば、ファイルへのアクセス許可がいつ変更されたかを知ることができます。権限チェックを設定する手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 ファイルへのアクセス権限が変更された際、関連づけたサーバーのステータスが、次のデータ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
サイズチェックを作成すれば、ファイルサイズを監視し、設定のしきい値を超えた際に通知を受け取ることができます。 サイズチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 指定のしきい値をファイルサイズが超えたとき、ファイル(/ディレクトリ)がしきい値以下になるまで、関連付けたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
最終修正チェックを作成すれば、ファイルが修正されたとき、または一定期間以上ファイルが修正されなかった場合にアラートを受け取れます。 最終修正チェックの作成手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 ファイル変更時のアラート受け取りを選択した場合は、ファイル変更時に、次のデータ収集まで、関連付けたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。 ファイルが一定期間変更されなかったときのアラート受け取りを選択した場合は、設定の制限期間内にファイルが変更されなかった場合、ファイルが変更されるまで、関連付けられたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
コンテンツチェックを作れば、ファイルから特定のコンテンツを探すことができます。 コンテンツチェックでは、設定した検索パターンをファイル内で検索する際に、最後にスキャンされた位置が記録されます。 次のスキャンは、前にスキャンした位置から開始されます。 リソースチェックプロファイルに更新がある場合のみ、スキャンは最初から開始されます。
コンテンツチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 定義した検索パターンが設定した最大回数を超えると、次のデータ収集まで、関連付けられたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ディレクトリチェックは以下のチェックを含みます。
ディレクトリサイズチェックを作成すれば、サーバーのディレクトリサイズの監視ができます。設定のしきい値をディレクトリサイズが超えたときにアラートの受け取りが可能です。 サイズチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 ディレクトリサイズが設定のしきい値を超えると、ディレクトリサイズがしきい値を下回るまで、関連付けたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ファイル数チェックを作成すれば、ディレクトリのファイル数を監視できます。ファイル数がしきい値を超過したときにアラートを受け取れます。ファイル数チェックの設定手順は以下のとおりです。
サブディレクトリ数チェックを使えば、サブディレクトリのファイル数を監視できます。ファイル数がしきい値を超過したときアラートを受け取れます。 サブディレクトリ数チェックの設定手順は以下のとおりです。
サブディレクトリ追加チェック、またはサブディレクトリ削除チェックを使えば、いつディレクトリ内でサブディレクトリが追加されたか、または削除されたか把握できます。 サブディレクトリ追加チェック、サブディレクトリ削除チェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 サブディレクトリが追加(または削除)されると、関連付けたサーバー監視のステータスは、次回データ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
Site24x7のファイル削除チェックを使用して、重要ファイルを保護することができます。 またはファイル追加チェックを使用して、サーバーに不要なファイルが追加されないように監視することができます。 ファイル追加チェックやファイル削除チェックでは、ディレクトリ内のファイルを監視します。 ファイル追加チェック(またはファイル削除チェック)の作成手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 いずれかの(または特定の)ファイルが追加(または削除)されると、関連付けたサーバー監視のステータスは、次のデータ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ディレクトリアクセスチェックを作成すれば、ディレクトリを監視し、ディレクトリがアクセスされたときに通知を受け取れます。 すでにコンテンツチェックまたはサイズチェックで監視されているファイル(またはディレクトリ)にディレクトリアクセスチェックを適用する場合、ディレクトリがアクセスされると、ポーリング間隔の設定 (1分または5分) に基づき通知されます。
アクセスチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定したディレクトリにアクセスすると、次回データ収集まで、関連付けられたサーバー監視のステータスがダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
ディレクトリ権限チェックを作ると、いつディレクトリへのアクセス権限が変更されたか知ることができます。権限チェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 指定したディレクトリへの権限が変更されると、関連付けられたサーバー監視のステータスは、次のデータ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
WindowsやLinuxサーバーのログチェックを作成すれば、サーバーログをフィルタリングし、特定のイベントを検索できます。
Windowsイベントログチェックを作成すれば、Windowsサーバーすべてにわたってイベントを監視できます。 Windowsイベントログチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定したイベントログが発生すると、関連付けたサーバー監視のステータスは、次回データ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
Linux syslogチェックを作成すれば、Linuxサーバーすべてにわたって特定のログを監視できます。 syslogチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定したログが発生すると、関連付けたサーバー監視のステータスは、次回データ収集までの間、ダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。 過去1分間にアラートがすでに発生している場合、誤アラートを避けるため、エージェントによるアラート送信は回避されます。
サーバーの時刻がインターネットの時刻(グローバルな時刻)と同期していない場合、アプリケーションでは不正確なデータが生成されることがあります。 NTPチェックを使えば、対象のサーバーとグローバルインターネット (NTPサーバー) 間のわずかな時間差を比較し、設定した時間差を超えた場合にアラートを受け取れます。
NTPチェックは、Windowsサーバー監視エージェントのバージョン20.4.0以降と、Linuxサーバー監視エージェントのバージョン18.8.0以降でサポートされています。 NTPチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定した時間差を超えると、関連付けたサーバー監視のステータスは、時間差が小さくなるまでダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
Site24x7でWindowsファイアウォールチェックを使用し、Windowsファイアウォールプロファイルを有効になっているかの監視をすると、 悪意のあるアクティビティや、サーバーに影響を与える重大な問題を早くに回避できます。 Windowsファイアウォールチェックでネットワークプロファイルを設定することで、Windowsファイアウォールプロファイルが無効化または削除されたときにアラートを取得できます。
Windowsファイアウォールチェックは、Windowsエージェントのバージョン20.4.0以降でサポートされています。 Windowsファイアウォールチェックの設定手順は以下のとおりです。
設定したチェックに対してダウン、トラブル、クリティカルアラートを発生させるには、関連付けたサーバーのしきい値プロファイルで「リソースチェック失敗時にトラブルアラートする」オプションを必ず[はい]に設定します。 設定したネットワークプロファイルがサーバーで無効になると、 Windowsファイアウォールが再びアクティブになるまで、関連付けたたサーバー監視のステータスはダウン、トラブル、クリティカルいずれかになります。
正規表現は、検索パターンを記述するための特別な文字列です。 正規表現には、プレーンテキストに加えて、文字列パターンを照合するための特殊な機能を持つ特殊文字があります。
正規表現はワイルドカードの拡張です。 「*」は、任意のテキストを示すための一般的なワイルドカードです。 たとえば、ワイルドカード表記「*.txt」を使用して、ファイルマネージャー内のすべての.txtファイルを検索できます。 同様の検索ができる正規表現の例は「.*\.txt」です。
以下の例は一般的な正規表現です。
^ | 行頭にマッチします。 |
$ | 行末にマッチします。 |
. | 任意の1文字にマッチします。 |
\d | 0から9までの数字にマッチします。 |
\s | 空白文字にマッチします。 |
\S | 空白文字ではないものにマッチします。 |
[A-Z] | 大文字アルファベットにマッチします。[]は文字グループの構成を表しています。 |
[a-z] | 小文字アルファベットにマッチします。 |
* | 量指定子:直前のグループを、何回でも繰り返します。0回も含みます。 |
+ | 量指定子:直前のグループを、何回でも繰り返します。0回は含みません。 |
(.*) | あらゆる文字について、0以上の長さをもつ文字列をグループ化し、取得します。 |
| | 「または(or)」を表します。 |
^([A-Z]*[a-z]*)$ | 大文字のみの文字列と、小文字のみの文字列という条件にマッチするものを、グループ化・取得します。 |
^(www\.site24x7\.com)$ | 「www.site24x7.com」 にマッチします。「\」は エスケープ記号です。これに続くものは、特殊シンボルであっても、文字そのものとしてマッチングします。。 |
※正規表現の基本サンプルのみが含まれます。正規表現を使用しリソースチェックを設定する前にテストすることをお勧めします。
設定したリソースチェックについて、任意の期間に発生した変更を表示できます。手順は以下のとおりです。
*コンテンツチェックは例外です。ファイルおよびディレクトリのコンテンツの全体が読み取り専用権限でアクセスされます。
エージェントセキュリティの詳細はこちらです。
1つのリソースチェックプロファイルに追加できるリソースチェック数は25です。 リソースチェックプロファイルは数に制限なく追加できます。