Mule監視拡張機能をインストールして、軽量のJavaベース連携プラットファームを監視します。execution and fatal errors, synchronus, asynchronus, processed eventsなどの重要メトリクスを通して、情報に基づいたトラブルシューティングの決定を行います。
このページでは、ESBサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Oracle Mule ESBプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。
Muleパフォーマンス監視メトリクス:
幅広いメトリクスを使用し、注意を要するエラー通知を受け取ります。メトリクスグラフを通して予期せぬ傾向を追跡し、トラブルシューティングを迅速に行います。サポートしているメトリクスは以下の通りです:
Memory usage
memory_usage メトリクスは、Mule ESBの特定インスタンスが実行されているJVMで使用しているメモリ量を表示します。
Average processing time
avg_processing_time メトリクスは、Muleアプリケーションでインベントを処理するのにかかる時間を表示します。
Processed events
Mule collects events information for the flows and message processors to handle the business transactions. processed_events メトリクスは、アプリケーションへの着信トラフィックを分析するのに役立ちます。
Synchronous and asynchronous events
Muleは、同じスレッド(同期)または異なるスレッド(非同期)のいずれかで、指定されたフローのメッセージ処理機能を実装します。sync_events_received および async_events_received メトリクスは、同期、非同期で処理されるメッセージ数をそれぞれ表示します。
Execution errors
Muleフローを介したメッセージ処理中に異常が発生すると、通常のフローは実行を停止します。このようなエラー(execution_errors) は、ユーザーリクエストに失敗する可能性があります。
Fatal errors
fatal_errors メトリクスは、一定期間におけるエラー/失敗したリクエスト数を表示します。アプリケーションが問題なく実行されているかを確認することができます。
Minimum and maximum processing time
min_processing_time および max_processing_time メトリクスは、Muleサーバーがアプリケーション内でMuleイベントを処理する際の、最短、最長時間をそれぞれ表示します。
手順
- Site24x7アカウントにログインします。アカウントをお持ちでない場合は、こちら からサインアップへお進みください。
- Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
- Muleプラグインをインストールします。
- エージェントはMule拡張プラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。
前提条件:
- Mule ESBインスタンスでJMXを設定します。
Muleプラグインのインストール:
- Site24x7 Linuxエージェントプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/]で[mule]という名前のディレクトリーを作成します。
sudo mkdir mule
- GitHubリポジトリーからmule.sh" およびMulePlugin.java" をダウンロードし、[mule]ディレクトリーに配置します。
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/mule/mule.sh
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/mule/MulePlugin.java
- MulePlugin.javaファイルでJMXホスト、ポート認証情報およびアプリケーションを指定します。
- サーバーエージェントは、Site24x7 Webクライアントの[プラグインタブ]でMuleサーバーのパフォーマンス統計をリポートします。Site24x7 Webクライアントにプラグインがリストされていない場合は、エージェントを再起動します。
sudo /etc/init.d/site24x7monagent restart
メトリクスを追加で監視:
- メトリクスを追加で監視するには、[mule.sh]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
- 新しく追加したメトリクスを表示するには、[mule.sh]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(例:デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更)。
関連プラグイン:
- ActiveMQプラグイン - Apache ActiveMQインスタンスのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- MongoDBプラグイン - MongoDBデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Memcachedプラグイン - Memcachedサーバーのパフォーマンスを監視します。
- Nagiosプラグイン - Site24x7では、Nagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
- Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
- カスタムプラグインの作成 - カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。