Redisは、データ構造サーバーを実装するオープンソースのネットワークソフトウェアプロジェクトです。Site24x7プラグインでエンドユーザーが影響を受ける前に、Redisベースのアプリケーションで問題を特定し、解決に導きます。
このページでは、Redisサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Redisプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。
Redisパフォーマンス監視メトリクス:
サポートされている標準メトリクスは、以下の通りです:
Used CPU user
「cpu_used_user」メトリクスは、Redisサーバーが消費するユーザーCPUの合計量を表示します。
Used CPU user children
「cpu_used_user_children」メトリクスは、他のバックグラウンドプロセスによって消費されるユーザーCPUの合計量を表示します。
Used CPU system children
「cpu_used_sys_children」メトリクスは、バックグラウンドプロセスによって消費されるシステムCPUの合計量を表示します。
Keyspace hits
「keyspace_misses」メトリクスは、システムで行われたメイン辞書での、失敗したキー検索の合計数を表示します。
Keyspace misses
「keyspace_hits」メトリクスは、システムで行われたメイン辞書での、成功したキー検索の合計数を表示します。
Total connections recieved
「rejected_conn」メトリクスは、拒否された接続の合計数を表示します。クライアント制限に達すると、接続は拒否されます。
Rejected connections
「total_conn_rec」メトリクスは、Redisサーバーによって許可された接続の合計数を表示します。
Connected clients
「conn_slaves」メトリクスは、Redisサーバーに対して行われたスレーブ接続の合計数を表示します。
Connected slaves
「conn_clients」メトリクスは、Redisサーバーに対して行われたクライアント接続の合計数を表示します。なお、スレーブからの接続は除外されます。
手順
- Site24x7アカウントにログインします。アカウントをお持ちでない場合は、 こちら からサインアップへお進みください。
- Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
- Redisプラグインをインストールします。
- エージェントはRedisプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。
前提条件:
- Site24x7 Redisプラグインでは、「Redis」モジュールを使用してRedisサーバーのパフォーマンスメトリクスを収集します。
- サーバーで次のコマンドを実行してredisモジュールをインストールしますpip install redis
pipのインストール:
- "pip"を使用してredisをインストールします
メモ: pipはPythonで書かれたソフトウェアパッケージをインストールして管理するのに使われるパッケージ管理システムです。
- CentOS、Fedora、RHELの場合:yum install python-develyum install python-pip (or)easy_install pip
- Debian、Ubuntuの場合:apt-get -y install python-pip
Redisプラグインのインストール:
- Site24x7 Linuxエージェントのプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/ ]に、「redis」という名前のディレクトリーを作成します。
- GitHubリポジトリ―から「redis.py」ファイルをダウンロード して、「redis」ディレクトリーに配置します。
- 上記手順の実行コマンド:
- プラグインファイルのダウンロードが完了すると、エージェントは次回のデータ収集でそれをマークアップし、Site24x7クライアントで表示できるようになります。
Redisプラグインの設定:
Redisプラグインのファイル位置- /opt/site24x7agent/monagent/plugins/redis/Redis.py
- デフォルトで、プラグインは「localhost」に設定されているRedisインスタンスを監視します。
- プラグインスクリプトで指定されているデフォルトのPythonパスは、[ #!/usr/bin/python ]です。代替のPythonパスを作成する場合は、shebang(シバン)文字「#!」が前に付いた既存のパスを置き換えます。
- 監視設定を変更するには、プラグインディレクトリーに移動して、[Redis.py]ファイルの「#Config Section:」を編集します。
メトリクスを追加で監視:
- メトリクスを追加で監視するには、[redis.py]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
- 新しく追加されたメトリクスを表示するには、[redis.py]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(たとえば、デフォルトのプラグインのバージョンをPLUGIN_VERSION=「1」からPLUGIN_VERSION=「2」に変更します)。
関連プラグイン:
- RabbitMQプラグイン - RabbitMQデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- MongoDBプラグイン - MongoDBデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Muleプラグイン - Muleサーバーのパフォーマンスを分析します。
- Nagiosプラグイン - Site24x7では、Nagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
- Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
- カスタムプラグインの作成 – カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。