Sambaは、SMB/CIFSクライアントへシームレスなファイルおよびプリントサービスを提供するオープンソース/フリーソフトウェアスイートです。Samba監視ツールをインストールおよび使用して、サーバーの動作とステータスに関する詳細な洞察を得ます。
このページでは、Sambaサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Sambaプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。
Sambaパフォーマンス監視メトリクス:
以下の重要メトリクスを追跡し、情報に基づいたトラブルシューティングを行います:
Samba version
「samba_version」メトリクスは、現在のSambaインストールバージョンの詳細情報を表示します。
Folders accessed
「folders_accessed」メトリクスは、ユーザーがアクセスした一意のフォルダー共有数を表示します。
Users
「users」メトリクスは、Sambaサーバーへのオープン接続を持つユーザーの合計数を表示します。
手順
- Site24x7アカウントへログインします。アカウントをお持ちでない場合は、こちら からサインアップへお進みください。
- Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
- Sambaプラグインをインストールします。
- エージェントはSambaプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。
前提条件:
- プラグイン実行予定のサーバーにSambaがインストールされ、稼働していることを確認します。
- [sudo smbstatus]コマンドを実行して、インストールが正常に完了したことを確認します。コマンドが出力を生成した場合のみ、プラグインが正常に機能します。
Sambaプラグインのインストール:
- Site24x7 Linuxエージェントプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/]に、[samba]という名前のディレクトリーを作成します。
cd /opt/site24x7/monagent/plugins/
sudo mkdir samba
- GitHubリポジトリーから "samba.py" ファイルをダウンロードし、ディレクトリー[samba]に配置します。
cd samba
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/samba/samba.py
Sambaプラグインの設定:
- 監視設定を変更するには、プラグインディレクトリーに移行し、必要なプラグインファイルを編集します。
Sambaプラグインファイル位置- /opt/site24x7agent/monagent/plugins/samba/samba.py
- プラグインスクリプトで指定されているデフォルトのpythonパスは、[#!/usr/bin/python]です。代替えのpythonパスを作成する場合は、shebang(シバン)文字[#!]が前に付いた既存パスに置き換えます。
- configセクションで変更を行います(以下例)。
HOST = "localhost"
ADMINPORT = "4848"
メトリクスを追加で監視:
- メトリクスを追加で監視するには、[samba.py]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
- 新しく追加したメトリクスを表示するには、変更を行った[samba.py]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(例: デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更)。
関連プラグイン:
- GlassFishプラグイン - GlassFishデータベースサーバーのパフォーマンスを分析します。
- Memcachedプラグイン - Memcachedサーバーのパフォーマンスを分析します。
- ActiveMQプラグイン - ActiveMQサーバーのパフォーマンスを最適化し、包括的な管理レポートを取得します。
- Nagiosプラグイン - Site24x7では、Nagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
- Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
- カスタムプラグインの作成 – カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。