Ehcacheは、最も広く使用されているJavaベースのキャッシュサービスです。Site24x7のEhcache監視プラグインを設定し、キャッシュのパフォーマンスを監視します。
このページでは、Ehcacheサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Ehcacheプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。
Ehcacheパフォーマンス監視メトリクス:
以下のような重要メトリクスを追跡し、情報に基づいたトラブルシューティングを行います:
Object count
「ObjectCount」メトリクスは、Ehcacheサーバーのキャッシュ内に保存されている要素/オブジェクトの合計数を表示します。
Cache hits
「CacheHits」メトリクスは、リクエストされたアイテムがEhcacheサーバーのキャッシュ内で見つかった合計回数を表示します。これにより、システムの成功率を把握できます。
Cache Misses
「CacheMisses」メトリクスは、リクエストされた要素がキャッシュ内で見つからなかった合計回数を表示します。
Cache hit percentage
「CacheHitPercentage」メトリクスは、キャッシュ内で発生した成功ヒット率を表示します。
Cache miss percentage
「CacheMissPercentage」メトリクスは、キャッシュ内で何も見つからなかったアクセスの割合を表示します。
手順
- Site24x7アカウントにログインします。アカウントをお持ちでない場合は、 こちら からサインアップへお進みください。
- Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
- Ehcacheプラグインをダウンロードおよびインストールします。
- エージェントはEhcacheプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。
前提条件:
- Ehcacheを監視するには、アプリケーションでCacheStatisticsをJDKプラットフォームのMBeanServerに登録する必要があります。以下は、MBeanServer登録のサンプルコードです:CacheManager manager = new CacheManager();MBeanServer mBeanServer = ManagementFactory.getPlatformMBeanServer();ManagementService.registerMBeans(manager, mBeanServer, false, false, false, true);
- JMXは、クラスをインストルメント化するための標準的な方法を作成し、インフラストラクチャ監視で使用できるようにします。JMXを有効にするには、アプリケーションで以下の引数を渡します:Dcom.sun.management.jmxremote -Dcom.sun.management.jmxremote.port=9999Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=falseDcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
Ehcacheプラグインのインストール:
cd /opt/site24x7/monagent/plugins/
sudo mkdir ehcache
cd ehcache
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/ehcache/ehcache.sh
sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/ehcache/EhcachePlugin.java
- Site24x7 Linuxエージェントのプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/]で、[ehcache]ディレクトリーを作成します。
- リポジトリ―から "ehcache.sh" および "EhcachePlugin.java" ファイルをダウンロードし、[ehcache]ディレクトリーに配置します。
Ehcacheプラグインの設定:
Eg :
HOST = "localhost"
ADMINPORT = "4848"
USERNAME = None
PASSWORD = None
/etc/init.d/site24x7monagent restart
- Ehcacheプラグインのホストおよびポート値を設定します。
- 変更を保存し、エージェントを再起動します。
メトリクスを追加で監視:
- メトリクスを追加で監視するには、[ehcache.sh]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
- 新しく追加したメトリクスを表示するには、[ehcache.sh]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(例:デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更)。
関連プラグイン:
- Redisプラグイン - Redisデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- MongoDBプラグイン - MongoDBデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Memcachedプラグイン - Memcachedサーバーのパフォーマンスを分析します。
- Nagiosプラグイン - Site24x7では、Nagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
- Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
- カスタムプラグインの作成 – カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。