Varnish Cache監視

Site24x7プラグインを使用してVarnish Cacheサーバーを監視し、重要なパフォーマンスメトリクスを詳細に可視化します。

Varnish Cacheは、コンテンツをキャッシュするためにHTTPサーバーの前にインストールされるWebアプリケーションアクセラレーターです。プラグインを設定することで、Varnish Cacheサーバーの分析および最適化を図ります。作成されたキャッシュと作業オブジェクトの可用性とパフォーマンスを積極的に監視します。

このページでは、Varnish Cacheエコシステムのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Varnish Cacheプラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します

Varnish Cacheパフォーマンス監視メトリクス:

プラグインをインストールおよび設定し、Varnish Cacheエコシステムのパフォーマンスメトリクスを監視します。キーインジケーターを使用して、情報に基づいたトラブルシューティングの決定を行い、Varnish Cacheの断続的な機能を確保します:

Cache hits

cache_hit メトリクスは、リクエストがキャッシュに正常にアクセスした合計回数を表示します。システムの成功率を把握できます。

Cache misses

cache_miss メトリクスは、リクエストがキャッシュへのアクセスに失敗した合計回数を表示します。システムのエラー率を把握できます。

Worker threads

n_wrk_create メトリクスは、キャッシュ内のさまざまなリクエストによって作成されたワーカースレッドの合計数を表示します。

varnish cache metric

Queued work requests

n_wrk_queued メトリクスは、現在キュー内にあるキャッシュで受信した作業リクエストの合計数を表示します。

Sessions dropped

sess_pipe_overflow メトリクスは、セッションパイプのオーバーフローが原因で切断されたセッションの合計数を表示します。

手順

  • Site24x7アカウントにログインします。アカウントをお持ちでない場合は、こちら からサインアップ手順へお進みください。
  • Site24x7 Linuxエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
  • Varnish Cacheプラグインをインストールします。
  • エージェントはVarnish Cacheプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。

前提条件:

  • Varnish Cacheプラグインから統計を取得するには、Pythonモジュール[psycopg2]が必要になります。

Varnish Cacheプラグインのインストール:

cd /opt/site24x7/monagent/plugins/
mkdir varnish_cache
cd varnish_cache
wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/varnish_cache/varnish_cache.py
  • Site24x7 Linux エージェントのプラグインディレクトリー[ /opt/site24x7/monagent/plugins/varnish_cache ]に、[varnish_cache]という名前のディレクトリーを作成します。
  • GitHubリポジトリーから"varnish_cache.py" ファイルをダウンロードし、[varnish_cache]ディレクトリーに配置します。
  • 上記手順の実行コマンド:

Varnish Cacheプラグインの設定:

/etc/init.d/site24x7monagent restart
  • Apacheプラグインファイル[varnish_cache.py]で次の変更を行います。 [/opt/site24x7/monagent/plugins/varnish_cache/varnish_cache.py]
  • プラグインスクリプトで指定されているデフォルトのpythonパスは、[ #!/usr/bin/python]です。代替えのPythonパスを作成する場合は、shebang(シバン)文字[#!]が前に付いた既存パスを置き換えます。
  • VARNISH_HOST および VARNISH_PORTの値を変更し、Varnish Cacheプラグインファイル(前にエージェントのプラグインディレクトリーにコピーしたもの)の設定と一致させます。
  • 変更を保存し、エージェントを再起動します。

メトリクスを追加で監視:

  • メトリクスを追加で監視するには、[varnish_cache.py]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
  • 新しく追加されたメトリクスを表示するには、[varnish_cache.py]ファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします (たとえば、デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更します)。

関連プラグイン:

  • Redisプラグイン - Redisデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
  • MongoDBプラグイン - MongoDBデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
  • Memcachedプラグイン - Memcachedサーバーのパフォーマンスを分析します。
  • Nagiosプラグイン - Site24x7は、Nagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
  • Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
  • カスタムプラグインの作成 Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。